昨日の中宇利鉱山では、物理的に痛い目を見たので、
とにかく楽で安全に、それでいて良い感じの石が拾いたい…
という腑抜けになった自分は、色々調べた結果、岐阜県にある春日鉱山に石拾いに行く事にしました。
春日鉱山は苦灰岩スカルンの鉱山で、稼働時は苦灰石や珪灰石等を採掘していたようです。今でもそれらに加え、鉄苦土スピネルや斜ヒューム石等が拾えるとの事。
なお春日鉱山は、鉱山と言ってもズリに行くための藪漕ぎや山登りは必要なく、鉱山側の河原が石拾いスポットとなっています。しかもその河原に到達するにはアスファルト舗装済みの道を2〜3分歩くだけ!という超親切仕様。夢グループのCMなら、保科さんが「すご〜い❤︎うれし〜い❤︎」と合いの手を入れてくれるレベルで、今の自分にはちょうど良い難易度なのでした。
さて、そんな超親切仕様の石拾いスポットの河原に到着。木々の葉も色づき始め、非常に気持ちの良い場所です。
(いい感じの場所)
辺りを見渡すと、河原の殆どの石は苦灰石。寧ろ苦灰石以外の石を探す方が難しい程です。
(苦灰石だらけの河原)
(こちらは拾った石、横約5cm)
更によく見ると、まれに繊維状で絹状光沢のある珪灰石も落ちています。
(柔らかそうだが意外に硬くてしっかりしている、横5.5cm)
と、30分程度河原の石を観察するだけで、苦灰石と珪灰石を見つけることが出来ました(因みに鉄苦土スピネルと斜ヒューム石は、結局よく分かりませんでした)。
拾う石を厳選し、苦灰石と珪灰石をそれぞれ1つだけお土産として持ち帰ることにしました。
帰宅後、UVライトを照射してみると…
(昔の結婚式の引出物に入っていた「鶴の子餅(紅白すあま)」を思い出すカラーリング)
苦灰石は桃色に、珪灰石は薄黄色に蛍光するというおまけ付きでした。
今までいくつかの場所に石拾いに行きましたが、こちらはおそらくTOP3に入るくらい難易度の低い石拾いスポットだと感じました。
ただ、この春日鉱山に行くまでの道は、カーブが続いたり細くなったりする箇所がある一方で、交通量は結構あり、さらに人気のルートなのかロードバイクで走っている方が多いので、運転には気を付ける必要があります。