雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

今年初のヒスイ拾い

週末の糸魚川が晴れ予報でしたので、久しぶりにヒスイ拾いに行く事にしました。

本当は土曜日に行きたかったのでしたが、金曜日は残業で帰りが深夜になってしまったため、今回は珍しく日曜日のヒスイ拾いです。

海岸に到着。今日はあまり魚が釣れない日なのでしょうか。釣り人は殆どおらず、駐車場はガラ空きでした。

天気は時折晴れ間が広がるものの、基本的には曇り空です。波はそこまで激しくなく、波打ち際を歩ける状態でした。

f:id:cetriolo:20240320174501j:image(波高0.9m、石も出ている)

思えば、年が明けてからは週末が雪だったり波が高かったりすることが多く、糸魚川へ行くのを見送っていたため、今回が今年初のヒスイ拾いになります。昨年の初拾いは「端材」でしたが、今年はどんなヒスイと出会えるのでしょうか。

さて、良い感じに石が出ており、ロディン岩も多く落ちていたので、ヒスイも簡単に拾えるかと思いきや、なかなかヒスイは見当たりません。

そんな中、追い討ちをかけるように、今にも雨が降りそうな空に変わり、風がどんどん強くなって白波が立つ状態になってきました。

ようやく歩くこと2時間にして、小さな白〜薄いグリーンの小さなヒスイと、所謂「灰ラベ」と呼ばれるやや紫がかった灰色のヒスイを見つけましたが、その頃にはかなり風も波も強くなっていましたので、ここで残念ながら、ヒスイ拾いを諦めるにしました。

f:id:cetriolo:20240320181036j:image(右は8g、裏側は別の岩石と混ざっているため比重2.90と低い。左は76g、比重3.01。)

今年初めてのヒスイ拾いなので、もっと透明感のある美しいヒスイを拾って新たな年の幕開け(もう3月ですが)を飾りたかったのですが、そんなドラマチックな展開は残念ながら起こりませんでした。

ところで、毎月(1月と2月を除く)第3日曜日には市振で「ヒスイ市」が開催されています。このヒスイ市の存在は知っていたものの、今まで第3日曜日に来る機会がなかったために行った事はありませんでしたが、今日は丁度第3日曜日ですので行ってみる事にしました。

ヒスイ市の開催場所ですが、道の駅市振よりもやや親不知側に300m程進んだ8号線沿いにあり、開催日にはのぼり旗が複数立っているのですぐに分かります。

複数の業者さんがヒスイの原石や加工品等を販売しており、ヒスイオンリーのコンパクトなミネラルショーと行った感じです。

ところでこのヒスイ市、あまり大々的に開催のアナウンスをしている感じではありませんが、自分が行った時には老若男女問わず多くの方が来場されており、お気に入りの石を探すべく、色々な石を手に取っていました。

ヒスイ市の開催日には滅多に来れませんし、今日のヒスイ拾いの結果も相まって、ここぞとばかりに自分も石を購入。

f:id:cetriolo:20240322080749j:image(購入品。こんなレベルを拾いたい。)

もちろんヒスイは自分で拾う方が楽しいですし、拾ったヒスイの方が愛着も湧きますが、一概にヒスイと言っても色々なカラーやタイプがありますので、その中から好みのヒスイを拾う事はかなり難しくもあります。特に自分は白地に淡いパステルグリーンの入った優しい色合いのタイプのヒスイが好きなのですが、そのタイプがあまり拾えないので、今回大きなもの(328g)を購入してみました。

リーズナブルな価格帯のものが沢山ありましたので、遠路遥々ヒスイ拾いに来たもののヒスイが拾えなかった方、好みのヒスイが欲しい方、どんな石がヒスイかを知る為に見本となるヒスイが欲しい方は、第3日曜日にヒスイ市でヒスイを探されてみるのも良いかも知れません。