雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

お〜い!珊瑚

3連休、今回こそヒスイ拾いに行こうと思ったのですが、予報ではどうも天気が芳しくありません。

こういう時は太平洋側…という事で、今回は石拾いから離れ、高知県鰹のタタキを食べに行く事にしました。

さて、このブログは他の方のブログやSNSに比べると食事についての写真や記述が少ないのですが、それというのも、自分は旅行等で食事を楽しむタイプではなく、寧ろ「食事をとる時間が勿体ない」と感じるため、大体道中での食事(?)はコンビニのコーヒーかモンスターエナジーを飲んで終了なのです。

ですから、そんな自分が「鰹のタタキを食べる」という理由で高知県まで出掛けるのは珍しい事なのですが、高知県に出張に行った人は皆、戻ってくると揃いも揃って「高知県は良い。特に鰹のタタキが美味い。」とすっかり謎の高知県推しになってしまうため、そんなに人を魅了する高知県の鰹のタタキとは一体どのくらい美味しいのか…と気になり、興味本位で行く事に決めたのです。

高速をひた走り、高知県に到着。取り敢えず高知県といったら、まずはここに行かなければいけません。

f:id:cetriolo:20240311160337j:image(桂浜の坂本龍馬像)

…想像していたよりも、随分と高い位置に龍馬がいます。勝手にくいだおれ太郎くらいのサイズと距離感だと思っていましたが、幕末の志士に軽々しく接するのはいかんぜよという事でしょう。

個人的には龍馬像よりも、龍馬像の下で熱心な龍馬ファンと思われる方が、自作?の幕末の人物番付表を配っていたのが印象的でした(勿論西の横綱坂本龍馬になっていました)。いつの時代も、何歳になっても「ぼくのかんがえたさいきょうのめんばー」を考えたりするのは楽しいものです。

ところで、高知県はサンゴの産地でもあります。それを知ったのは、父親が高知県に出張した際に、母親にサンゴのアクセサリーを土産に買ってきたからなのですが、母親はそのデザインが好みではなく、逆に父親に対してセンスが悪いと不満を述べ、結局ケンカに発展してしまったのをよく覚えています。

そんな何とも微妙な思い出のある高知県のサンゴですが、県内にはいくつかのサンゴ専門店があるという事なので、色々覗いてみる事にしました。

f:id:cetriolo:20240311184043j:image(アニメ映画「竜とそばかすの姫」でも登場する帯屋町商店街入り口。入り口の両サイドにもサンゴ専門店がある。)

そもそも今までの人生において「サンゴとは何か」などと考えたこともなく、聞かれたとしても「ワカメや昆布の仲間でちょっと硬いやつ」位の認識でしたが、サンゴ専門店の店員さんから、サンゴは植物ではなく動物であると教えて頂きました。なお、サンゴ(沖縄等で見られるサンゴ礁を形成する六放サンゴではなく、宝石として利用される八放サンゴ)は深海で生息しているため、人間が潜水して採取するという方法は取れず、錘を付けた網を沈めて潮の流れでサンゴが引っ掛かるのを待つというアナログな方法で採取しているそうです。

そんな話を聞くうちにサンゴの標本が欲しくなり、お守り用として販売されていた原木のカケラを記念に購入させて頂きました。

f:id:cetriolo:20240311182057j:image(赤サンゴと桃色サンゴ)

すっかり幕末番付表とサンゴに気を取られて忘れかけていましたが、当初の目的である鰹のタタキを食べます。

f:id:cetriolo:20240311173207j:image(厚切りで臭みがなく美味しい)

高知県、いい所です。