雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

ひよ子ヒスイとみんなのヒスイ展

2週間ぶりに糸魚川へやって来ました。今日はヒスイ拾いがメインではなく、本日からフォッサマグナミュージアムで開催される「みんなのヒスイ展」を見学すること&前回拾った石の鑑定が目的です。

この「みんなのヒスイ展」は一般の方のお気に入りヒスイを集めて展示するという企画展で、9/3〜11/30までフォッサマグナミュージアムのエントランスフロアに50個前後のヒスイが展示されるとの事。

自分はこの展示に参加はしていませんが、他のコレクターの方のヒスイを実物で拝見する機会は滅多にありませんから、開催を楽しみにしていたのでした。

さて、糸魚川に到着。博物館に行く前に、少し海岸を散策してヒスイを探します。

天気は曇り時々雨。波が強めで海岸も砂っぽく、あまり良いコンディションではありません。

f:id:cetriolo:20220904120313j:image(海の雰囲気から秋を感じる)

砂っぽい時は石が少ないので、砂から一部露出した石の色や形を見て行き、怪しい石のみ掘り起こすという作業を繰り返していきます。

1時間程海岸を歩き、砂から少し頭が見えていた白い石をヒスイ棒で掘り起こすと…

f:id:cetriolo:20220904120826j:image(73g、比重は3.14)

漸くこの日初のヒスイを拾う事が出来ました。白地に一部薄いグリーンが入ったタイプで、形もサイズも銘菓ひよ子によく似ていたことから「ひよ子ヒスイ」と名付けます。

f:id:cetriolo:20220904121302j:image(この写真の方が実際の色に近い)

しかしこの後、海岸は益々砂浜化してしまったため、ヒスイ拾いは諦めてフォッサマグナミュージアムに向かいました。

ミュージアムに着くと、幸運な事にまだ当日の鑑定券が残っていました。鑑定までの間、目当ての企画展を見て行きます。

f:id:cetriolo:20220904121758j:image

こちらの企画展は写真撮影禁止の為、写真はありませんが、ミュージアム内のヒスイ展示室にあるヒスイとはまた異なる色んなタイプのヒスイを見る事が出来ました。参加者が名付けたヒスイの名前やエピソード紹介文等もバラエティ豊かで、非常に楽しく拝見させて頂きました。

さて、鑑定の時間が来たので、前回拾ったラベンダーヒスイを鑑定してもらいます。

これがヒスイである事は自分で判別出来るのですが、ルーペで見ると謎の褐色の鉱物が確認出来る為、その正体を知りたくて鑑定に持ち込んだのでした。

f:id:cetriolo:20220904174818j:image(写真中央の黒い部分に褐色の鉱物が見える)

鑑定の結果、この褐色の小さな鉱物は「ジルコン」であると判明。ジルコンと言えば、年代測定に使用されるほか、オーストラリアのジャックヒルズで見つかった世界最古の鉱物としても有名です。

鑑定前は勝手にルチルかと推測していましたので、ちゃんと鑑定して良かったです。

なお、鑑定の際には鑑定された石のラベルが頂けるのですが、こちらを受付で提示すると、ラベルと同じ石の「石のまちコレクションカード」を一枚100円で購入する事が出来ます(カードの詳細は以前の記事にて→本年度お気に入りNo.1ヒスイ(暫定)を拾う - 雑多拾いもん)。

館内には同カードのガチャガチャもありますが、こちらの排出はランダムなので、確実にヒスイのカードを手に入れるには、鑑定してもらった石の中にヒスイがあり、ヒスイ輝石岩のラベルを貰わなければなりません。ラベルには、オプーナを買う権利ならぬ、ヒスイカードを買う権利が付与されているというわけです。

今回の鑑定でヒスイ輝石岩のラベルを頂きましたので(ジルコンは元々ラベルが無い様子)、100円でヒスイ輝石岩のカードを購入しました。

f:id:cetriolo:20220904223600j:image(ロディン岩は5月にイベントで頂いたもの)

ヒスイ輝石岩のカードはレア扱いで、金の箔押し仕様なのが嬉しい。

特にカードを集めると何かメリットがあるとかそういうのは一切ありませんが、自分の様な遊戯王世代はレアカードと言うだけでつい欲しくなってしまうわけです。スゴイぞーカッコいいぞー‼︎

今は30種類しかないようですが、コランダムやデュモルチェライト等を含んだ第2弾が出るのを期待してしまいます。

今回はヒスイ拾い自体はパッとしない結果に終わりましたが、ミュージアムの展示や鑑定等のお陰で実りのある1日となったのでした。