雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

サード・ラベンダー

今日は久しぶりにヒスイ拾いにやって来ました。

お盆明け&天気予報では曇りのち雨とあってか、海岸はこの時期としては珍しく閑散としています。

浜の様子はというと…

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石が露出しており、波もそれなりにあるため石の入れ替わりも期待できそうな良コンディション!更にロディン岩が沢山打ち上がっていることから、同じ比重であるヒスイも見つかりそうな予感がします。

早速波打ち際を歩いていると、波間に一際青白く光る石を発見しました。ヒスイ棒を伸ばして掬い上げると…

f:id:cetriolo:20220821084859j:image(22g、比重は3.22)

隅に明るい緑の入ったヒスイでした!この写真では分かりづらいですが、全体的に淡い若草色で透明感のある綺麗なヒスイです。

さらに数分後、今度は打ち上げられた石の中に、角ばった怪しい白い石が紛れているのを見つけました。上に乗っていた小さな石を退かすと…

f:id:cetriolo:20220821084536j:image(53g、比重は3.11)

こちらは、やや緑〜青みのある白地に紫色のスポットが入ったラベンダーヒスイでした。表面はガサガサしていますが、サイズもそこそこあり、何よりヒスイ拾いを始めてから3つ目の貴重なラベンダーヒスイ。以前拾ったのは昨年5月の「妖精見習いヒスイ」ですから、1年3ヶ月ぶりということになります。

さて、この調子で糸巻きヒスイや青ヒスイも拾いたい等と欲深き思いを巡らせていると、突然強風と共にパラパラと雨が降り出し、5分後には辺り一面が土砂降りとなってしまいました。

天気予報では午後から雨ということでしたが、この時まだ11時少し前。ヒスイ拾いを始めてから2時間も経っていません。

急いで車に戻り、天気予報アプリで今後の雨雲の動きを確認しますが、どうやら雨は小康状態になることもなく酷くなる一方という結果でした。

海岸や波の状態が良かっただけに悪天候が悔やまれますが、落雷や視界不良による事故が発生する危険がある以上、ヒスイ拾いは中止だ中止。粉砕。

という事で、今回は午前中で切り上げて帰りました。

f:id:cetriolo:20220822121512j:image(本日の成果)

さて、帰宅後に透明感のある薄緑のヒスイの透過を見てみます。

f:id:cetriolo:20220821071753j:image(上手く撮れずピンぼけ)

裏面に海焼けが見られることから光は黄色味を帯びていますが、石英の様なハッキリとした透過具合で見ていて楽しい石です。

一方ラベンダーの方は多少透過が見られるものの、上のヒスイのような透過具合ではありませんでした。

本日は極めて短時間のヒスイ拾いとなりましたが、そんな中でもヒスイが拾えたことは、海岸や波の状態がヒスイ拾いに適していたという点がかなり大きかったように思います。

やはりヒスイ拾いは、天候等も含めて運の要素が強いレジャーであると再確認したのでした。