雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

風ニモマケズ

先週、初心忘るべからずと反省(?)し、気持ちを新たに今週もヒスイ拾いへとやってきました。

ただ、天候は昼頃から崩れるとの予報で、何と雪マークまで付いています。

とは言え、もう4月。流石に雪は無いだろう…とは思いつつ、先週の失敗を踏まえ、今回はガッツリ真冬装備で海岸に向かいます。

朝の天気は晴れ。波は強めですが、砂浜ではなく、石がそこそこ出ていて良い感じです。

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歩き始めて30分、波打ち際に白く光る石を発見。

ヒスイ棒を伸ばして拾い上げると、豆腐みたいな形状の、ポツポツとモスグリーンのスポットの入った薄緑ヒスイでした。

f:id:cetriolo:20230409115615j:image(220g、比重3.12)

自分の拾う中ではかなり大きめの部類で、全体的に細かい結晶がチラチラと光ります。

ただ、その後は見つからず、別の海岸に移動。

すると今度はテトラポットの側で、不自然に目立つ紫色の石を発見。

f:id:cetriolo:20230409094826j:image(56g、比重2.91)

キラキラした結晶も確認出来るのですが、ラベンダーヒスイにしては、何だか色が藤色というより桃色寄りに近く、また全体的にベタッと色が付き過ぎているように思い、ヒスイかどうか確信を持てないながらも、一応拾います。

先週よりも石が出ていることに喜びつつ海岸を歩いていると、どんどん雲行きが怪しくなり…雨と共にが降ってきました。

雪ではないものの、霰が降ることを当てるとは…。最近の天気予報の精度に感心しながら、こんな悪天候の中では流石にヒスイ拾いは厳しいと判断し、フォッサマグナミュージアムへ年間パスポートの更新手続きをしに行く事にしました。

ちなみにフォッサマグナミュージアムの年間パスポートは、申込日から1年間有効というタイプではなく年度毎の更新なので、全ての年間パスポート会員が3月末で期限切れとなります。ですから、もし申込みを検討されているという方は、4月中やゴールデンウィーク等、年度当初に近い時期に申込みをされるのがお勧めです。

更新手続き完了まで館内を見学していると、館内廊下に展示してある「保護された薄紫ヒスイ」というヒスイに既視感が。

…まさに先程拾ったヒスイ疑いの石と完全に同じタイプです。これにより、先程拾った石もヒスイと判明。このタイプのラベンダーヒスイは不純物が多いのか、比重が3を切ってしまうようです。

さて、年間パスポートを更新し、博物館から出ると、何と晴れ間が広がっています。

この貴重な晴れ間を逃すまいと、再び海岸に向かうと…今度はものすごい強風。風で目に砂が入り、身体も浮きそうです。

それでも波は午前中より落ちており、明るい日差しで石も見やすい状態。既にヒスイハンター数名がT.M.Revolutionさながらに風の吹き荒ぶ中で石を探しています。

という事でこちらもHOT LIMITで頑張ります…が、もはや前には進めないレベルの強風のため、ちょっと海岸を見ただけでギブアップしました。

それでも、何とか白地にネオングリーンのスポットの入るヒスイを発見。

f:id:cetriolo:20230409102953j:image(24g、比重3.12)

この後、風がそこまで強くなかった別の海岸に移動するもヒスイは拾えず、タイムアップとなりました。

f:id:cetriolo:20230412081308j:image(この日の成果)

久しぶりのラベンダーヒスイで嬉しい反面、未だ妖精ラベンダーは拾えていません。HOT LIMITの歌詞の様に、今年の夏には妖精(ラベンダー)に出会う事が出来るでしょうか。