今日は午前中に用事があり、糸魚川行きは諦めようと思っていましたが、先週拾った「ラベンダーヒスイっぽい石」の正体が知りたくなり、今後雪などで行けなくなる可能性を考慮(という名の言い訳)し、結局用事を済ませてからフォッサマグナミュージアムへと向かいました。
(先週拾ったラベンダーヒスイ風味の石)
※前回拾った時の記事はこちら↓
ミュージアムに着き、鑑定チケットが残っているか確認すると、ラッキーなことに丁度10分後の鑑定回のチケットが残っていました。
10分後、先週拾った「ラベンダーヒスイっぽい石」を学芸員さんに鑑定して頂きます。学芸員さんは石を手に取られて直ぐ「ラベンダーヒスイですね。」と。「ロディンって事はないですか?」と尋ねたところ「裏側の一部はロディンだけれど、この紫色の辺りはヒスイです。」という事でした。
ヒスイとロディンは連続することもあるため、このタイプを中々自分だけで判断するのは自信がありません。
さて鑑定後、もう日も傾いていたので、暗くなるまでの1時間程度だけ、海岸で簡単にヒスイを探す事にしました。
(石が出ている)
珍しく沢山の石が出ていますが、西日で眩しく、白っぽい石がどれもヒスイに見えてきます。
これだけ石が出ているので沢山のヒスイが拾えそうですが、すれ違ったハンターさんの話では「今日はキツネ石ばっかりでヒスイが見つかり辛い日」との事でした。
しかし、意外とロディン岩が落ちています。自分の中では、ロディン岩が落ちている日は同じような比重であるヒスイも落ちている可能性が高いと思っているので、諦めずに見ていくと…
(51g、比重3.12)
透明感はありませんが、ヒスイらしい形の白いヒスイを見つけました。
また、上記のヒスイを見つけて30分後、波打ち際よりやや陸側で、他の石に混じっていたヒスイを発見。
(27g、比重2.95、夕焼けで実際の色とは大分異なる写りになってしまった)
(帰宅後に撮影)
半分くらいは曹長岩と思われますが、鮮やかな緑色や透明感のある箇所もあり、面によって表情の変化のある石です。
更に3分後、今度は先程拾ったヒスイの近くで白く目立つ石が落ちていました。
(34g、夕焼けで実際の色より赤っぽく写ってしまった)
(帰宅後に光を当てて撮影)
上が薄いグリーンの透明感のある石です。透明感や雰囲気から石英だと思い一度その場でリリースしたのですが、形がヒスイっぽかったのと、表面がキラキラがしていたので、思い直して拾うことにしました。
その後も波に丁度打ち上げられたばかりの小さなヒスイを拾い…
(11g、比重3.20)
日没までの1時間半くらいで、4つの石を拾って終了としました。短時間でも自分としては良い感じのヒスイが拾えたので、やはりロディン岩が落ちている日はヒスイも落ちているように感じています。
(本日拾った4つ)
帰宅後、拾った石の比重を測ります。気になるのは、3番目に拾ったあの「石英っぽい石」ですが、比重は3.26でした。よってヒスイと判明。
手持ちのヒスイの中では、1番か2番目に透過が高いヒスイです。
(石英のような透過)
ヒスイ拾いを始めてもうすぐ2年が過ぎようとしていますが、まだまだヒスイかどうかを見極めるのは難しいと感じたのでした。