雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

金沢の川でメノウ拾い

折角の連休。立山に行った翌日は久しぶりに糸魚川へヒスイ拾いに…と思っていましたが、このシーズンは海水浴の観光客も多く、どうやら海岸は混んでいそうだったので、急遽メノウ拾いに行く事に変更しました。

今回向かうのは石川県金沢市内を流れる浅野川中流下流にかけての河原では、メノウや玉髄、珪化木等が拾えると有名で、特に下流の河原では、川遊びの延長で簡単且つ気軽に石拾いが楽しめる様です。

とは言え、時期的に下流はバーベキューや釣りなどを楽しむ方も多く、そんな陽キャな人々の側で石拾いをするのはちょっと気が引けるため、人が少なそうな中流の河原(というか沢)で探す事にしました。

f:id:cetriolo:20230824235235j:image(長い川のため、河原の中でも石拾いにおけるベストな場所や人気の場所が有るのかも知れないが、自分はそれらの情報を知らないので、ここは適当に選んだ場所)

早速、河原の石を見ていきます。探す前まで、とりわけ「珪化木が拾ってみたい…!」と考えていましたが、むしろ河原は珪化木だらけ。こんなに最も簡単に見つけてしまうと、有り難みを感じなくなるのが人の性。白っぽいものや赤茶色のもの等、色んなタイプの珪化木がありましたが、結局自分は小さな白いタイプのものを1つキープしました。

f:id:cetriolo:20230827234923j:image(思いの外沢山落ちていた珪化木)

それにしても、8月の炎天下という事で、とにかく暑い…。しゃがんで石をひっくり返すだけの所作しかしていないのに、汗が流れて目に入ってしまう程です。おまけに蚊やアブが多く、良いターゲットになってしまいました。

という事で、30分程度でギブアップしましたが、それでもそれなりに良い感じのメノウや玉髄等をいくつか拾う事ができました。

f:id:cetriolo:20230827230003j:image(仏頭状と呼ばれるモコモコした形状の玉髄、サンダーエッグと呼ばれる球状の流紋岩の中心にメノウが出来ているもの)

f:id:cetriolo:20230827231034j:image(多くの方が「なんかキモい」と思うタイプの石だと思われるが、これが1番のお気に入り。乾いた状態は巨峰の様な黒みがかった赤紫。)

メノウは日本各地の至る所で拾えますが、金沢市の中心街からさほど離れていない河原で、そこそこ立派なメノウや珪化木が気軽に拾える事にびっくりしました。

ただ、やっぱり石拾いはもう少し涼しくなってからにした方が良いな…と思ったのでした。