今週も遠出する体力がなくなったため、週末はのんびり近場でハケ探しをする事にしました。
ただこの一年間、新たな良いハケを見つけられていません(糸魚川にばかり行っていた事もありますが)。
レトロ瓶だけでなく鉱物にも言える事ですが、宝探し系の趣味は宝の在処が1番重要ですから、なかなか初心者が書籍やネットだけで情報を得るのは大変です。趣味友達をSNS等で探したり、同好会に入ったりして情報交換するという方法もありますが、人付き合いが専ら不得意な自分には向かないため、やはりここは少ない情報を頼りに、手探りでコツコツ探すしかありません。
さて、今日は前々から怪しい(=ハケがありそう)と睨んでいた集落にやって来ました。
怪しいかどうかというのは完全に勘なのですが、自分の中では
- ホーロー看板がある
- 古い土蔵がある
- 手入れされていないような古い墓地や神社がある
といった集落は、ハケがある可能性が高いと思っています。
天気も良く、絶好のハケ探し日和…なのですが、集落の住民の方々が堀浚いや植木の剪定等、屋外で作業をされており、どうにも視線が気になります。
まぁ、明らかに集落の住民ではない人間が、集落外れの神社の裏や墓地の近くを俯きながら徘徊していたら怪しむでしょう。
特に最近は、一人暮らしのお年寄りを狙った若者による強盗事件が増えていますから、強盗の下見と疑われても無理はありません。
ハケ探しをされる皆さんは、一体どんな服装でハケを探しているのでしょう。
自分は雑木林を歩いても良い様にアウトドアファッションで身を固め、さも「ハイキングが趣味」とでも言わんばかりの装いですが、近くに登山口やキャンプ場がある訳でもないのに、こんなにアウトドアファッションなのも何だかおかしな気がしてきました。
歩きながら、漫画「1日外出録ハンチョウ」でおっさんが1人で散歩をしているとどうしても不審者に疑われるため、自らの無害さを示すファッションアイテムとして「カルディのトートバッグ」を持つという方法が紹介されていた事を思い出します。
しかし、ハケ探しは大抵廃村や限界集落で行うため、いくらカルディのトートバッグの力を持ってしても不審さは拭えないでしょう。
結局この日は墓地の裏手に酒瓶等がまとめて捨てられていたのと、集落の外れに印判皿のカケラがちらほら落ちているのを見つけたものの、結局ハケらしきものは見当たらず、空振りに終わりました。
(酒瓶ばかり)
無いことの証明は悪魔の証明と言われる程難しいのですが、不審者じゃないことの証明はどうしたら良いのかを考えた日となったのでした。