またも3連休…ですが、どうやら天気はずっと雨の模様。
そこで、石拾いや瓶拾いはせず、丁度この連休に京都で開催されるミネラルショー「石ふしぎ大発見展(通称、京都ショー)」に行く事に決めました。
最後に京都ショーへ行ったのはコロナ前ですが、コロナ前とは以下の点が大きく異なっていました。
- 入場は有料(700円)
- 入場チケットは会場での販売は無く、事前購入が必要
- 開催日ごと入場チケットの購入が必要(開催期間通してのチケットは無し)
東京の大規模なミネラルショーではコロナ前から入場料が必要ですが、京都ショーはずっと無料だったので、この変化には驚きました。円安&コロナ禍の影響なのか、今まで通りに運営するのは厳しくなっているのかも知れません。
さて、会場となる「みやこめっせ」に到着。会場周辺では何やら学生さんのイベントも開催していました。
まず会場に入ると、コロナ対応としてチケットに名前と連絡先を書くよう求められました。それらを記載して受付に提出すると、入場用タグ・専用紙袋・パンフレットが貰えます。
更にチケットの半券を手渡され「地下の会場で、チケット半券と鉱物メモ帳との引き換えをしています」と告げられたので、早速メモ帳と引き換えに行きました。
(貰えるノベルティ)
入場無料ではなくなったものの、撥水加工がされたオリジナルの紙袋と文庫本サイズのしっかりしたメモ帳が貰えるのは嬉しいサービスです。
メモ帳を無事に貰ったところで物色に移ります。ザッと見たところ、以前よりもルースを扱う店の割合が増え、標本もサムネイルサイズを扱う店が増えたように感じました。会場の都合なのか、最近の売れ筋なのかは分かりませんが、小さくて綺麗な標本が多目でした。
ところで、今回のショーにおける自分の目当ては下記の標本です。
早速、幾つかの国産鉱物のお店で金平糖石を見つけましたが、こちらの希望金額をどれも上回っていた為、今回は購入を断念。このケチっぷりが災いし、見送っているうちにレア度が上がり、益々高額になって手が出せなくなった石が沢山あるのですが…。
然別湖のオパールは、前の新潟ミネラルマルシェで購入を迷いつつ最終的には見送ったのですが、今回の京都ショーではそもそもスモールキャビネットサイズの標本を見掛けませんでした(見つけられなかった可能性有り)。
イタリアの風景石は以前紹介した雑誌「BRUTUS」の鉱物特集で見て以来惹かれていたのですが、やはり探し方が悪かったのか見つけられませんでした。これに関しては帰宅後に販売していた事実を知った為、完全に見落としです。
という事で、今回購入したものはこちらの4点。
(緑柱石、オイル入り水晶、蓄光ビー玉)
(松原聡著のヒスイ本)
今回1番のお気に入りは大きめな緑柱石。ラベルを見ると既に廃業された岩本鉱産物商会である事から、デッドストック標本と思われます。それが理由かは不明ですが、この大きさにも関わらず破格の値段(お店で提供されるラーメン2杯分相当)が付いていました。
(XLとはサイズの事だろうか)
また、パキスタンのオイル入り水晶は3つ入り500円で、うち1つの蛍光色が珍しかったので購入。
(右の石のみオレンジ色っぽく光る)
ついでに、オイル入り水晶と同じ店で「蓄光ビー玉」という謎アイテムも購入してしまいました。こういう鉱物標本ではない用途不明品が売っているのもミネラルショーっぽくて楽しいのです。そう言えば、かつて東京のショーではアルパカのぬいぐるみを大量に販売しているペルーの店がありました。
(暗闇で光る大きなビー玉!ただし「だから何?」と言われると返す言葉が無い)
ヒスイの薄い本(実際に同人誌っぽい装丁…)は糸魚川に実店舗のある小滝物産店さんのブースで購入。見た目に反して、ヒスイの定義・色の成因・ヒスイ輝石岩に含まれる鉱物の種類等について、より学術的な視点から非常に分かりやすく且つ丁寧に書かれていました。他のヒスイ関連書籍では言及されていない点についてもしっかり解説されているので、ヒスイをもっと知りたい方に超おすすめの一冊です(実店舗でも販売しているようです)。
結局、狙った標本とは全く別の標本や商品を購入して終わりましたが、今回標本の見落としが多かった点は反省。ルースやアクセサリーをメインで扱っている店についても標本を置いている事があるので、次回はしっかり見なければ…と感じたのでした。