雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

ヒスイ棒、壊れる

久しぶりにヒスイ拾いにやって来ました。

今日は曇りとの予報でしたが、そこそこ日差しもあり、日陰では風が涼しく感じる程度の気温で、ヒスイ拾いには最適です。

海岸はやや砂っぽくはありますが、波が穏やかで海中を覗くことも出来ました。

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早速、海岸を歩き始めて1〜2分で、波打ち際より内側の場所でヒスイを発見。

f:id:cetriolo:20220712124157j:image(11g。ヒスイの結晶が確認出来たが、裏面の一部が曹長岩のため比重は2.89と低い)

さらに1時間程度歩くと、波に乗って明るい緑色の石が転がってきました。

f:id:cetriolo:20220712185829j:image(3g、前々回に拾ったヒスイと同じタイプ)

親指の爪程の小ささですが、透明感があり、白地に鮮やかな緑色の入った綺麗なヒスイです。

しかしこの後、怪しい白っぽい石を波間から掬い上げようとしたところ、何やらペコッと嫌な感触が…

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何と、ヒスイ棒が折れてしまいました…。

自分は百均の伸縮棒をヒスイ棒として使用していたのですが、この棒はコンパクトなサイズになって運びやすいというメリットがある反面、連結部分に海水が溜まりやすいというデメリットがあり、海水によりその部分が錆びて脆くなっていたのでした。

人間、一度生活水準を上げるとなかなか元の水準に下げる事が難しいものです。それと同様、その後はヒスイ棒無しでヒスイ拾いを続けるも、段々とヒスイ拾いがストレスになってきました。今までいかにヒスイ棒に頼って来たかがようやく失って分かります。

無くしてわかるありがたさ 親と健康とセロテープ

そんなニチバンの巨大看板(東海道新幹線の車窓から見ることが出来る三河安城にある看板)のフレーズが頭に浮かびます。

仕方がないので一旦海岸を離れ、百均とコメリで材料を購入し、新たなヒスイ棒を製作しました。

しかし、このNEWヒスイ棒、今回長さと防錆を重視して以前とは異なるプラスチック製の棒を使用したのですが、中が空洞のために非常に脆弱で、小さな波でも撓んでしまう状態。材料選びはもっと慎重に行うべきだったと反省します。

結局その後はヒスイも見つからず、前日の残業の影響もあってか眠気にも襲われたので、今回は早目に切り上げ、フォッサマグナミュージアムで立派な標本を鑑賞してから帰路に着きました。

今回は小さなヒスイがたった2つという非常に寂しい結果に終わってしまいましたが、こんな日もあるさ…と自分を励ますのでした。