雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

デュモルチェライトの青

三連休、折角なので何処か遠くに…とも思いましたが、全国的に天候が不安定な上に、特に行きたい場所も思い浮かばず、連休の初日は結局ヒスイ拾いをして過ごす事にしました。

こういった連休の時には、海岸の駐車場が満車になりやすいので、今回は出来るだけ早くに行きます。

到着すると既に駐車場はほぼ満車。何とか一台分空いていて停めることが出来ました。

意気揚々とヒスイ棒(前回の撓むプラスチック棒から以前使用していた伸縮棒に戻しました)を持って海岸に向かいます。

しかし、海岸は…

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…砂浜。

更にこの時期には珍しく、かなり波があります。砂を巻き上げるような波のため、海も濁っていて波間の石を見る事も出来ません。

残念ながらヒスイ拾いには厳しい条件ですが、折角糸魚川まで来たので何とか頑張ります。

須沢海岸東側からラベンダービーチまで往復しましたが、ヒスイは無し。

ただ、途中に珍しい石を見つけました。白い流紋岩に鮮やかな青、デュモルチェライトです。

f:id:cetriolo:20220719132428j:image(写真はピンぼけ)

ヒスイ拾いを始めてから、デュモルチェライトを見つけるのはこれが2回目。意外とエンカウント率が低く、自分の中ではコランダムよりも出会いにくい石です。ちなみにこのデュモルチェライトの青、ボトルディギング脳に侵されている自分はどうしても「印判皿」の青い色(呉須)に見えてしまいます。

さて、その後は勝山海岸に移動するも、やはりこちらも砂浜。黙々と波打ち際を歩き続け、ようやくこの日初のヒスイを見つけることが出来ました。

f:id:cetriolo:20220719133353j:image(28g、多少の透明感があり大福みたいな雰囲気の石)

しかしその後は見つからず、もう切り上げて帰ろうか悩む程にテンションがだだ下がり。

悩んだ末、折角来たのだから最後にもう一度だけ海岸を見よう…と何とか自分を奮い立たせ、再び須沢海岸東側に戻ります。

時間も昼頃になっていたので、沢山居た釣り人は帰り、海岸はヒスイハンターがメインになっていました。またラッキーな事に、朝と比べると多少石が出てきています。本当に海岸の変化というのは、全く予想がつきません。

とにかくラストチャンスだと思って、丁寧に石がある場所を見て行きます。すると、波打ち際の石が集まっている場所で、色の付いたヒスイを発見。

f:id:cetriolo:20220719134219j:image(21g、パステルカラーのポツポツが良い感じ)

ちょっと海焼けが目立ちますが、灰色地に濃いペパーミントグリーンがアクセントになったヒスイです。

また、砂から一部だけ露出していた青白い石を掘り返してみると…

f:id:cetriolo:20220719134746j:image(29g、透明感は無し)

薄い青ヒスイでした。

ここで、体力もテンションも限界になったため終了。

前回同様に、まぁ何とか成果ゼロは免れた…と自分を誤魔化したり、あの波の状態では厳しい…と言い訳を考えたりしながら帰路に着いたのでした。