雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

ゆく石くる石(1日目)

ここ最近は良いヒスイにも出会えず(見つけたのは端材ばかり…端材は捨てないで欲しいです)、瓶拾いに没頭していましたが、待ちに待った年末年始休暇、今回は1泊2日でヒスイ拾いを行う事にします。

  • 12月29日

いくら休みとはいえ、こんなド年末の時期にヒスイ拾いに来ている人は居ないだろう…と予想していましたが、考える事は皆同じ、沢山いらっしゃいました。

さて、宮崎海岸から散策開始。冬の北陸には珍しく、晴れていてヒスイ拾いに最適です。しかも波も落ち着いていて石も出ています。

何か拾えそうな雰囲気…と期待して歩きますが、そもそもロディン岩すらありません。個人的にロディン岩が見つからない時はヒスイも見つからないように思います。

駄目駄目なオーラを出しながらトボトボ歩いていると、すれ違ったハンターさんから「ヒスイ拾えた?」と聞かれました。

「いえ、カケラすら見つからないです。拾えましたか?」と答えると、その方は黒地に明るい緑の入ったカッコいい黒ヒスイを取り出し、今朝別の海岸にて拾ったと見せて下さいました。

さらに「これ、(曹長石)混じりだけどあげるよ。持ってると引き寄せがあるかもだからね。」と言い、小さな石を下さり、爽やかな笑顔で去っていかれました。

ちなみにハンターさん達の間で良いヒスイは良いヒスイを引き寄せると言うジンクス(スタンド使いは引かれ合う的な?)があり、お気に入りヒスイを携帯して探される方が多いようです。

ありがたく頂いた石をポケットに入れ、散策を続けます。

結局宮崎海岸では拾えなかったので、先程のハンターさんが黒ヒスイを拾ったという海岸に移動しましたが、そこでも残念ながら拾えず、午前中は成果ゼロ

休憩を挟み、昼からは須沢海岸西側からスタート。

こちらも天気が良く、沢山のハンターさんがいらっしゃいます。宮崎海岸と違ってこちらは波が強いので、より陸側の波打ち際を歩きます。

やはりヒスイは無さそうだが、まぁ明日もあるし…と半ば諦めモードで歩いていると、目の前にポンと誰かが置いたように、青い石が波打ち際にありました。

青ヒスイ!!と思い、急いで拾い上げます。

f:id:cetriolo:20220515181028j:image(76g、見た目よりずっしり)

…が、何か雰囲気がヒスイっぽくありません。というか、この六角柱状は…

コランダム

f:id:cetriolo:20220515180955j:image(上から見ると六角形なのが分かる)

以前ラベンダーヒスイと間違えて拾ったピンクの石がコランダムだったことがありましたが、その時のコランダムはもっと小さく形も歪でした。今回のコランダムは色も濃く、六角柱状が3本セットになったカッコいい形状で非常にお気に入り。

ハンターさんがくれた石はコランダムを引き寄せてくれたようです。爽やかなハンターさん、ありがとう!

その後も夕方まで散策を続け、1つだけ波打ち際にてヒスイを拾う事ができました。

f:id:cetriolo:20220515184229j:image(19g、白地に明るいグリーンのポツポツ)

さて、ホテルに向かいます。年末にビジネスホテルに泊まる人は少ないため、全体的に空いており、最上階の角部屋をご用意して下さいました。ラッキー。

明日に備えて早めに就寝…と通常よりも早い時間に温泉に入り、ベッドに潜りました。

しかし、それと同じタイミングであの番組がNHK総合で始まってしまったのです…そう、もはや年末恒例番組となり、漫画に興味のない一般層にまで名前が浸透した例の漫画家の実写ドラマ…

岸辺露伴は動かない 六壁坂」

原作コミックスも持っているし、先日放送されたアニメも見たし、もっと言えば録画予約してきたのでこのタイミングで見なくても良いのですが、ついつい眠るまで…と思いながら結局最後まで見てしまいました。睡眠時間を確保しつつ早朝からヒスイ拾いがスタート出来るよう今回はホテルに泊まったのに、これでは本末転倒。

明日は雨予報(昼過ぎより雨が強まる)なので午前中だけの短期決戦にしたいところですが、起きれるか不安になってきます。

ヘブンズ・ドアーで早朝起きれるように書き込んで貰いたいと思ったのでした。