雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

ゆく石くる石(2日目)

  • 12月30日

…何とか二度寝をせずに起きられました。朝日が昇る時間に合わせて海岸に着けるよう、まだ周辺が暗いうちにホテルを出発。既に小雨が降っており、非常に寒いです。

さて、今日は昨日コランダムを拾った須沢海岸西側からスタートします。ポケットには、例のハンターさんから頂いた石もちゃっかり入れての散策です。

しかし、天気が悪く風も強いため、ゆっくり石を見て回る事が出来ません。一応防水ジャケットを着てはいるものの、隙間から雪混じりの雨が入り込み、寒さも不快指数もMAX。マスクも半分凍ってしまったのか、半解凍の肉や魚のような固さになりゴワゴワです。

海岸の半分も見ていないですが、切り上げることに決定。

駐車場に向かいながらも、一応下を見ながら波の届かない陸側を歩いていきます。途中、何だか白くて気になる石があったので拾い上げると…

糸巻ヒスイ!

f:id:cetriolo:20220515235035j:image

(100gあると思ったが、家で計測したら94gだった。惜しい!)

大好きな糸巻ヒスイの上に、サイズ・形ともに良く、個人的には今年拾ったヒスイの中でお気に入りTOP5に確実に入る石でした。これもハンターさんから頂いた石のお陰という事だろうか。

喜ぶのも束の間、痛いくらい大きな雹が降って来たので走って車に戻ります。降り落ちる雹が車体にぶつかる音を聞いていると、やる気が失せていきます。

まだ朝の10時ですが、もう帰ろう…と決めて近くのコンビニに寄ってホットコーヒーを買いつつ、車内で冷えた体を温めていると、途端に晴れ間が広がってきました。冬の北陸地方あるある。

…前言撤回、さっきまで帰ると決めていたのに、宮崎海岸にだけ寄って行くことに決めました。

さて、宮崎海岸に到着。こちらは風があまり強くない(能登半島があるから?)せいか須沢海岸と違い、多くのヒスイハンターがいらっしゃいました。特に今日は女性ハンターさんの姿が目立ちます。

再度気合十分で海岸を歩き始めること15分、また霰や雨が降ってきました。一度海岸に降りてしまうと、近くに雨避けになるような場所もないので、進もうにも戻ろうにも雨に打たれ続ける事になります。

朝の須沢海岸程の過酷な状況ではありませんが、再び体も冷えてきて雨で視界も悪いので、今度こそ帰ろう!とUターンし、駐車場まで来ると、ま〜た晴れてきました。しかも今回の方が雪雲もなくなり、1時間くらいは晴れていそうな雰囲気…。

だ が 帰 る

それでもまぁ、晴れたので、昨日と今日拾った石を記念に撮影しました。

f:id:cetriolo:20220516010836j:image(しかし、どれも宮崎海岸で拾った石ではない…)

2日間で拾った石は3つだけですが、どれもお気に入りの石です。特にここ最近はまともな石を見つけられていなかったので本当に嬉しい。満足のいく2021年のヒスイ拾い納めとなりました。

それでは、良いお年を!