週末は晴れ予報ということで、ヒスイ拾いにやって来ました。
本日は宮崎海岸からスタートです。さて、海岸の様子はと言うと…
…砂
一応境海岸まで歩きますが、何もありません。他の皆さんもそうなのか、境海岸の石が比較的集まる場所に集まり、波がそれっぽい石を運んでくるのを待っている状態。ちなみに自分はこの場所を「石待ちスポット」と呼んでいますが、じっと同じ場所で待つのは苦手なので、ここはチラッと見ただけでスルーします。
結局、宮崎海岸ではゲットならず。多分市振海岸も似たような状態だろうと考え、一気に須沢海岸まで車を走らせます。
そして、須沢海岸。宮崎海岸より多少石は出ているものの、やはり砂や砂利が目立つ状態でした。やはりここでも成果ゼロ。
この時点でもう昼過ぎ。日の落ち具合を考慮すると、あと3時間程度しか探せないので、最後に親不知海岸に向かいます。
親不知海岸も須沢海岸と同様に小さな砂利でしたが、もう海岸を移動するのも大変なので、ここで何度も往復して探す作戦にしました。
高架橋下で10g前後の小さな黒ヒスイと胡麻塩模様のヒスイなどを拾い、引き続きダラダラ歩いていると、一際目立つ白い石が波に乗ってやって来ました。
ヒスイ棒で急いで拾い上げたのが、こちらの平べったい石。
(上質なヒスイではあるけれど…)
写真では分かりづらいかも知れませんが、不自然に平べったい上に端は真っ直ぐ、さらにこの海岸にしては表面も妙に磨かれ過ぎているのです。
…これは…端材?
もちろん平べったいヒスイも過去に拾ったこともありますし、同海岸でも宮崎海岸レベルのスベスベしたヒスイも稀に見つかるので100%とは言い切れませんが、やはり何か違和感があります。
以前、他のヒスイハンターさんのブログでも端材を拾ったという記事を読んだことがありますが、誰かがアクセサリー加工等で不要になったヒスイ端材を海に投棄しているのでしょうか…。
もし端材投棄が事実であれば、法的な問題はさておき、「石のまち」として石や地学を切り口に観光振興を進め、実際にジオパークやヒスイで誘客に成功している糸魚川市および糸魚川ヒスイのブランド価値を下げかねないとの懸念が生じます。
また、一部の方の投棄により、多くの地元加工業者やアクセサリー作家の方にも疑いの目が向けられて迷惑がかかることにもなります。
何だかモヤモヤした気持ちになったところで、非情にもタイムアップ。この疑惑のヒスイが本日ラストのヒスイになってしまいました。
(本日の成果。貧相な上に、冷静に見たら白色の石はヒスイですらなかった)
例えるなら、「本場の海鮮丼を食べに北海道に行ったのに、お店で出てきた海鮮丼の魚介類が養殖かつ海外産だった」みたいな気持ちになったのでした。