雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

特級呪物のハケ

日差しが暖かい春の日。久しぶりにスーパーハケがどうなっているか寄ってみることにしました。

しかし、スーパーハケのある集落に近づくにつれて景色に白色の面積が増えていきます。

案の定、スーパーハケも旧住宅街のハケも完全に雪の下。この調子なら廃村のハケなんて道中も雪で埋もれているでしょう。

ならば、こういう時こそ新しいハケを探そう!と、雪のないエリアに戻りながら、古くて手入れがされていなさそうな神社を順番に見ていく事にしました。

5ヶ所回りましたが、ハケの目印になるガラス片や印判皿の破片がありません。意外とどこも綺麗で、地元の方々により手入れがなされています。

そんな中、ようやく6ヶ所目の神社の入り口付近にガラス片が落ちて居るのを見つけます。ガラス片の沢山落ちている方へと進んでいくと…

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ハケ発見!

神社の入り口の脇の斜面に瓶や不燃ゴミが大量に落ちています。

久しぶりの新たなハケに興奮しながら瓶を見ていきますが、どうも年代が新しそう…。お馴染みのカゴメソースや佃煮瓶に加え、スプライトや森永マミー(昭和40年発売)等の商品名がプリントされた瓶が大量にあります。スーパーハケや廃村のハケでは、商品名がプリントされた瓶はありませんでした。

それでも、エンボスがバリバリの古い瓶を求めてゴソゴソしていると…出来ればお会いしたくなかった瓶と突然エンカウントしてしまいました。ボトルディギングをされている方のブログで度々見かけ、もしハケに落ちていたら嫌だなぁと従前から思っていた瓶。それは…

…尿瓶

一気に探す気力が失せました。まぁ、実際このハケは年代的にも新しそうで、明治〜昭和初期の瓶は無さそうではありましたが。取り敢えず、このハケは「特級呪物のハケ」と名付けました。

そんな失意の中、ふと神社の横の畦道を見ると、古そうなタイルやガラス片がまだ奥の方へ続いています。

もしかして、近くに別のハケがあるパターンか?と思い、畦道の奥へと進んでいくと…

ビンゴ!

明らかに古そうな瓶が其処彼処に散らばっている林がありました。特にハケっている場所もあり、タイプ的には旧住宅街のハケに似た感じです。しかし、こちらにも問題が…。

イノシシ侵入禁止の柵が張り巡らされており、瓶を拾う事が出来ません。

f:id:cetriolo:20220512223846j:image(林の奥に瓶が見えるが…)

柵の網目から恨めしげに眺めるだけとなりました。

結局、ハケはあったもののこちらのニーズとマッチしていなかったり、散策不可能だったりと、なんとも消化不良に終わったハケ探しでした。

キツネも、ロディンも、ないんだよ

今日も一応晴れる予報だったので、またヒスイ拾いにやってきました。

海岸に着くと、天気は曇り空ですが波もそこまで高くなく、石も出ていて非常に好条件の様に思えます。

ヨシ!と海岸を彷徨きますが、気になるような石がいつもに比べて全然落ちておらず、ヒスイ棒を使う機会すらありません。

ヒスイ拾いを初めてたった1年ですが、石は出ているのに「キツネ石やロディン岩が落ちていない日」というのが定期的にあるような気がしています。

恐らく、これらの原因は

  • 波の穏やかな日が続き、新たなヒスイ(疑いの石含む)が供給されない
  • GWやSW等の連休の後で、多くのヒスイ(疑いの石含む)が海岸からなくなってしまった
  • 比重の重い石(ヒスイやロディン岩)が打ち上がりにくい波の日

辺りではないかと勝手に推測していますが、今日のケースは3番目のパターンではないかと思われます。

ともかく、ヒスイ棒で拾って確認する程の石が落ちていないので、ただただ海岸を散歩している状態。

須沢海岸西側を2回ほど往復したところで、既に打ち上がった石の隙間からプラスチックのような緑色が見えたので、引き抜くと…

f:id:cetriolo:20220606134009j:image(47g、ウミウシのような形)

ようやく、この日初のヒスイをゲット出来ました。透明感はありませんが、はっきりとした緑のスポットとサイズ感が良い感じの石です。

その後もずっと石は見つからず、他の海岸を回るも同じ状態だったので、温泉に入って早めに帰る事にしました。

今日はそれでも1つ拾えたので良かったものの、この「キツネ石もロディン岩もない日」に出くわすと、砂浜の日以上にガッカリ感が強いように思います。

毎回トルネコの大冒険(SFC版)の例えで申し訳ないですが、砂浜の日がそもそもアイテムがあまり落ちていない階ならば、キツネ石もロディン岩もない日はアイテムは沢山あれどハラペコの指輪とかワナの巻物とか微妙なアイテムばかりの階という感じ。

お天気アプリや釣りアプリで波や風の様子を事前に見てはいるものの、この砂浜の日だとかロディン岩もない日だとかの状態については、今のところ実際に海岸に行ってみないと分からないのですが、何年もヒスイ拾いを続けていれば、もしかしたら分かるようになるのだろうか?…と多少気になっているのでした。

2022年ヒスイ初拾い

2022年、初拾いに糸魚川へとやって来ました。

新年初の海岸は、年末に糸巻ヒスイを拾った須沢海岸西側です。完全に二匹目のドジョウ狙い。

波は冬にしてはそこまで強くなく、石も出ていて良い状態。たまに細かい雪粒が降るため虹まで出ており、何だか期待が高まります。

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散策を開始して30分、波打ち際に一目でヒスイと分かる小さな石が落ちていました。さて、2022年初のヒスイは…

f:id:cetriolo:20220530150134j:image(14g、海岸で撮るのを失念)

青ヒスイとなりました。よくハンターの方のSNSやブログで「横川の青」と呼ばれているタイプでしょうか?詳しくないので分かりませんが、白地に水色の毛糸のような模様です。自分は初めて拾いました。

その後も今日は石が沢山出ているからか、コンスタントにヒスイを拾う事が出来ました。

f:id:cetriolo:20220530151045j:image(須沢海岸西側の成果、全体的に地味)

中でも糸巻ヒスイは小さいながらも形と色がお気に入り。

f:id:cetriolo:20220530151554j:image(7g、あと10倍デカければ最高…)

その後もどんどん西側に歩いて行くと、川の水流が少ないためか、そのまま川を渡ってラベンダービーチまで行ける状態になっていたので、川を渡ることにしました。

モタモタと川の中を歩きながら、(この状態、なんだか「風雲たけし城」のアトラクションっぽい…)と考えたりします。子供の頃、大人になったら風雲たけし城に出て、ラストダンジョンのパトカー戦で勝つのが夢でしたが、大人になる前に番組は終了してしまいました。悲しい。

さて、無事にラベンダービーチに到着です。あまりこちらの海岸に来たことはありませんが、須沢海岸に比べて全然人がいないので周囲に気を使わずに探す事が出来そうです。

…と、ラベンダービーチを歩くこと3分くらいで、波打ち際よりも陸側の大きめの石がゴロゴロしている場所に、一際目立つ虹色のような不思議な色の大きな石がポンと落ちていました。

f:id:cetriolo:20220530154056j:image(214g、優しいパステルカラーの青味のある灰色と緑とクリーム色が混ざったような何とも形容し難い色)

今まで拾ったヒスイの中では、1番大きなヒスイで、形もおにぎりの様な三角形で座りが良いです。

結晶は殆ど確認出来ないタイプですが、これはこれでヨシ!

f:id:cetriolo:20220530154838j:image(乾いた状態、太陽光と電気の下とでは印象の変わる面白い石)

その後ラベンダービーチを歩くも、どんどん小砂利になっていき、結局ヒスイは拾えませんでした。

初拾いはこんな感じで終わりましたが、今年はどんなヒスイに出会えるのか楽しみです。

出来れば今年はフォッサマグナミュージアムのヒスイ展示室に並べてもおかしくないレベルの上質なヒスイが拾いたい…と新年早々俗物的なのでした。

ゆく石くる石(2日目)

  • 12月30日

…何とか二度寝をせずに起きられました。朝日が昇る時間に合わせて海岸に着けるよう、まだ周辺が暗いうちにホテルを出発。既に小雨が降っており、非常に寒いです。

さて、今日は昨日コランダムを拾った須沢海岸西側からスタートします。ポケットには、例のハンターさんから頂いた石もちゃっかり入れての散策です。

しかし、天気が悪く風も強いため、ゆっくり石を見て回る事が出来ません。一応防水ジャケットを着てはいるものの、隙間から雪混じりの雨が入り込み、寒さも不快指数もMAX。マスクも半分凍ってしまったのか、半解凍の肉や魚のような固さになりゴワゴワです。

海岸の半分も見ていないですが、切り上げることに決定。

駐車場に向かいながらも、一応下を見ながら波の届かない陸側を歩いていきます。途中、何だか白くて気になる石があったので拾い上げると…

糸巻ヒスイ!

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(100gあると思ったが、家で計測したら94gだった。惜しい!)

大好きな糸巻ヒスイの上に、サイズ・形ともに良く、個人的には今年拾ったヒスイの中でお気に入りTOP5に確実に入る石でした。これもハンターさんから頂いた石のお陰という事だろうか。

喜ぶのも束の間、痛いくらい大きな雹が降って来たので走って車に戻ります。降り落ちる雹が車体にぶつかる音を聞いていると、やる気が失せていきます。

まだ朝の10時ですが、もう帰ろう…と決めて近くのコンビニに寄ってホットコーヒーを買いつつ、車内で冷えた体を温めていると、途端に晴れ間が広がってきました。冬の北陸地方あるある。

…前言撤回、さっきまで帰ると決めていたのに、宮崎海岸にだけ寄って行くことに決めました。

さて、宮崎海岸に到着。こちらは風があまり強くない(能登半島があるから?)せいか須沢海岸と違い、多くのヒスイハンターがいらっしゃいました。特に今日は女性ハンターさんの姿が目立ちます。

再度気合十分で海岸を歩き始めること15分、また霰や雨が降ってきました。一度海岸に降りてしまうと、近くに雨避けになるような場所もないので、進もうにも戻ろうにも雨に打たれ続ける事になります。

朝の須沢海岸程の過酷な状況ではありませんが、再び体も冷えてきて雨で視界も悪いので、今度こそ帰ろう!とUターンし、駐車場まで来ると、ま〜た晴れてきました。しかも今回の方が雪雲もなくなり、1時間くらいは晴れていそうな雰囲気…。

だ が 帰 る

それでもまぁ、晴れたので、昨日と今日拾った石を記念に撮影しました。

f:id:cetriolo:20220516010836j:image(しかし、どれも宮崎海岸で拾った石ではない…)

2日間で拾った石は3つだけですが、どれもお気に入りの石です。特にここ最近はまともな石を見つけられていなかったので本当に嬉しい。満足のいく2021年のヒスイ拾い納めとなりました。

それでは、良いお年を!

ゆく石くる石(1日目)

ここ最近は良いヒスイにも出会えず(見つけたのは端材ばかり…端材は捨てないで欲しいです)、瓶拾いに没頭していましたが、待ちに待った年末年始休暇、今回は1泊2日でヒスイ拾いを行う事にします。

  • 12月29日

いくら休みとはいえ、こんなド年末の時期にヒスイ拾いに来ている人は居ないだろう…と予想していましたが、考える事は皆同じ、沢山いらっしゃいました。

さて、宮崎海岸から散策開始。冬の北陸には珍しく、晴れていてヒスイ拾いに最適です。しかも波も落ち着いていて石も出ています。

何か拾えそうな雰囲気…と期待して歩きますが、そもそもロディン岩すらありません。個人的にロディン岩が見つからない時はヒスイも見つからないように思います。

駄目駄目なオーラを出しながらトボトボ歩いていると、すれ違ったハンターさんから「ヒスイ拾えた?」と聞かれました。

「いえ、カケラすら見つからないです。拾えましたか?」と答えると、その方は黒地に明るい緑の入ったカッコいい黒ヒスイを取り出し、今朝別の海岸にて拾ったと見せて下さいました。

さらに「これ、(曹長石)混じりだけどあげるよ。持ってると引き寄せがあるかもだからね。」と言い、小さな石を下さり、爽やかな笑顔で去っていかれました。

ちなみにハンターさん達の間で良いヒスイは良いヒスイを引き寄せると言うジンクス(スタンド使いは引かれ合う的な?)があり、お気に入りヒスイを携帯して探される方が多いようです。

ありがたく頂いた石をポケットに入れ、散策を続けます。

結局宮崎海岸では拾えなかったので、先程のハンターさんが黒ヒスイを拾ったという海岸に移動しましたが、そこでも残念ながら拾えず、午前中は成果ゼロ

休憩を挟み、昼からは須沢海岸西側からスタート。

こちらも天気が良く、沢山のハンターさんがいらっしゃいます。宮崎海岸と違ってこちらは波が強いので、より陸側の波打ち際を歩きます。

やはりヒスイは無さそうだが、まぁ明日もあるし…と半ば諦めモードで歩いていると、目の前にポンと誰かが置いたように、青い石が波打ち際にありました。

青ヒスイ!!と思い、急いで拾い上げます。

f:id:cetriolo:20220515181028j:image(76g、見た目よりずっしり)

…が、何か雰囲気がヒスイっぽくありません。というか、この六角柱状は…

コランダム

f:id:cetriolo:20220515180955j:image(上から見ると六角形なのが分かる)

以前ラベンダーヒスイと間違えて拾ったピンクの石がコランダムだったことがありましたが、その時のコランダムはもっと小さく形も歪でした。今回のコランダムは色も濃く、六角柱状が3本セットになったカッコいい形状で非常にお気に入り。

ハンターさんがくれた石はコランダムを引き寄せてくれたようです。爽やかなハンターさん、ありがとう!

その後も夕方まで散策を続け、1つだけ波打ち際にてヒスイを拾う事ができました。

f:id:cetriolo:20220515184229j:image(19g、白地に明るいグリーンのポツポツ)

さて、ホテルに向かいます。年末にビジネスホテルに泊まる人は少ないため、全体的に空いており、最上階の角部屋をご用意して下さいました。ラッキー。

明日に備えて早めに就寝…と通常よりも早い時間に温泉に入り、ベッドに潜りました。

しかし、それと同じタイミングであの番組がNHK総合で始まってしまったのです…そう、もはや年末恒例番組となり、漫画に興味のない一般層にまで名前が浸透した例の漫画家の実写ドラマ…

岸辺露伴は動かない 六壁坂」

原作コミックスも持っているし、先日放送されたアニメも見たし、もっと言えば録画予約してきたのでこのタイミングで見なくても良いのですが、ついつい眠るまで…と思いながら結局最後まで見てしまいました。睡眠時間を確保しつつ早朝からヒスイ拾いがスタート出来るよう今回はホテルに泊まったのに、これでは本末転倒。

明日は雨予報(昼過ぎより雨が強まる)なので午前中だけの短期決戦にしたいところですが、起きれるか不安になってきます。

ヘブンズ・ドアーで早朝起きれるように書き込んで貰いたいと思ったのでした。

本年度最後の瓶拾い

大分寒くなり、落ち葉も増えてきました。あと少しすれば、懇意にしているハケたちは雪の下に埋もれてしまいます。時期的に今回が今年最後の瓶拾いになりそうなので、気合いを入れてスーパーハケに向かいます。

毎回来るたびに同じ事を思いますが、大分目新しさがなくなってきました。いつもの佃煮瓶、海苔瓶、化粧品の瓶…。

今回は流石に拾いたくなる瓶は無いか…とボウズ逃れのおはじきや謎のワインレッドの小瓶、ノーエンボスのインク瓶を拾っていると、またも両口式点眼瓶が見つかりました。しかも見慣れないエンボス…「ほしとり目薬」と読めます。ファンシーなネーミングの目薬瓶にテンションが上がります。

さらにその近くにも両口式点眼瓶。こちらは「EYE WATER ROHTO」とのエンボス。ヨシ!初めてのロート目薬だ!と思ったのですが、残念ながら頭の一部が欠けていました。

その後も側でノーエンボスの点眼瓶と杯型の大ペロ(一部欠損)を拾います。この杯型の大ペロは当時の子供たちの間では1番人気の形だったんでしょうか。拾うのはこれで4つ目です。

そして本年度のラスト瓶を見つけます。コロンと現れた綺麗なグリーンの瓶、最初見つけた瞬間は憧れの瓶の一つ「ヘチマコロン瓶」かと思いましたが、どうも平べったい。エンボスを確認すると…カタカナで「ナゴン」。

ナゴン?

よく分かりませんが、このカタカナ3文字の間抜けな並びといい、丸っこいフォントといい、見た瞬間気に入ったので大喜びで拾いました。

ここで終了。いつもは家に帰る前に近くの川で瓶を軽く洗いますが、寒いので直帰します。

以下、本日の成果とエンボスがある瓶についての素性調査です。

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  • ほしとり目薬

薄いブルーの両口式点眼瓶。表面には「眼病良薬 ほしとり目薬」、裏面には「柳生令徳堂」とエンボスがあります。

f:id:cetriolo:20220511162141j:image(表面)f:id:cetriolo:20220511164402j:image(裏面)

ネットで検索するとコルク栓の古いタイプもあったので、戦前から戦後にかけてそこそこメジャーな目薬だったようです。丸みを帯びたフォントとゆめかわな商品名で、これはもう目薬界のキキララと言っても良いでしょう。ただ、残念ながら柳生令徳堂はヒットせず、今はなくなってしまったようです。寂しい。

  • ロート アイウォーター

言わずと知れたロート目薬。両口式点眼瓶になったのは1931(昭和6)年からだそうです。1931年といえばあの満州事変があった年。今回拾ったものは欠損有りですが、ロート目薬は持っていないので完品をゲットするまでこれで我慢。ちなみに同じロートの両口式点眼瓶で「アイローション」のエンボスのものもあるようです。どう違うんでしょうか。

  • 納言の瓶

ほしとり目薬と並んで今回のお気に入り。表面には「納言」、裏面にもしつこく「ナゴン」のエンボスがあります。

f:id:cetriolo:20220511170554j:image(レトロ瓶に珍しい胡瓜のような明るいグリーンのカラー)

納言は白髪染のようで、後期の瓶は茶色の今風な瓶にマイナーチェンジしています。また、この形状の納言瓶もカラーバリエーションがあり、他の方のブログでは薄緑のものが紹介されていました。ただ、納言の販売元や販売時期などは結局不明。

お気に入り瓶ゲットで、今年最後の締め括りにふさわしい瓶拾いとなりました。

雪が溶けるまでは瓶拾いはお休みし、ヒスイ拾いを楽しみます。1年間楽しみを与えてくれたボトルディギング。また春になるまで…

ハケに、ありがとう

ムカデに、さようなら

そして、全てのレトロ瓶に

おめでとう

端材、再び

天気も良いのでヒスイ拾いにやってきました。

今日は須沢海岸からスタートします。波はそこそこ、石も出ていてこれは期待大!と彷徨きますが、曹長岩やロディン岩も含め、全然それっぽい石がありません。

一旦、気分転換に親不知海岸も覗いてみましたが、やはり無し。

昼過ぎに石が入れ替わったことを期待して、再び須沢海岸に行きました。

すると、波打ち際を歩いていると、一際目立つ石が落ちていました!

しかし…

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端材!

前回に続き、今回も端材を見つけてしまいました。前回の石は疑惑レベルでしたが、今回の石は人工的な形状に加えて機械で切断した跡があるので、100%中の100%端材です。

しかし、大きさも結構あるし、何より色が綺麗なので、こうなったら糸魚川の端材コレクション」として集めようかと思い、取り敢えず拾いました。

その後は同海岸では引き続き全くヒスイは拾えず、最後に市振海岸に寄り、もう夕暮れで暗くなりつつある中、ヒスイ輝石の含有量の低そうな石をいくつか拾って終了しました。

f:id:cetriolo:20220518220736j:image(左の石のみ106gとサイズも大きく比重も3を超えていましたが、右側の小さな石はどちらも比重は2.9前後と微妙…)

さて、帰宅後に例の端材の比重を調べると…なんと2.7!

嘘だろ?と思って何度測り直しても

ところがどっこい…

ヒスイじゃありません…!

細かいキラキラや色味に騙されてしまいましが、まさかのヒスイですらない石でした(ではこの石は一体?比重的には主に石英でしょうか?正体を知りたいですが、生憎フォッサマグナミュージアムの石ころ鑑定は加工された石がNG)。

この石が端材として落ちていたと言うことは…いや、考えないようにしましょう。

深淵を覗いてしまった時、深淵もまたこちらを覗いているんでしょうから。