雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

疑惑のヒスイ

週末は晴れ予報ということで、ヒスイ拾いにやって来ました。

本日は宮崎海岸からスタートです。さて、海岸の様子はと言うと…

…砂

一応境海岸まで歩きますが、何もありません。他の皆さんもそうなのか、境海岸の石が比較的集まる場所に集まり、波がそれっぽい石を運んでくるのを待っている状態。ちなみに自分はこの場所を「石待ちスポット」と呼んでいますが、じっと同じ場所で待つのは苦手なので、ここはチラッと見ただけでスルーします。

結局、宮崎海岸ではゲットならず。多分市振海岸も似たような状態だろうと考え、一気に須沢海岸まで車を走らせます。

そして、須沢海岸。宮崎海岸より多少石は出ているものの、やはり砂や砂利が目立つ状態でした。やはりここでも成果ゼロ。

この時点でもう昼過ぎ。日の落ち具合を考慮すると、あと3時間程度しか探せないので、最後に親不知海岸に向かいます。

親不知海岸も須沢海岸と同様に小さな砂利でしたが、もう海岸を移動するのも大変なので、ここで何度も往復して探す作戦にしました。

高架橋下で10g前後の小さな黒ヒスイと胡麻塩模様のヒスイなどを拾い、引き続きダラダラ歩いていると、一際目立つ白い石が波に乗ってやって来ました。

ヒスイ棒で急いで拾い上げたのが、こちらの平べったい石。

f:id:cetriolo:20220517225516j:image(上質なヒスイではあるけれど…)

写真では分かりづらいかも知れませんが、不自然に平べったい上に端は真っ直ぐ、さらにこの海岸にしては表面も妙に磨かれ過ぎているのです。

…これは…端材?

もちろん平べったいヒスイも過去に拾ったこともありますし、同海岸でも宮崎海岸レベルのスベスベしたヒスイも稀に見つかるので100%とは言い切れませんが、やはり何か違和感があります。

以前、他のヒスイハンターさんのブログでも端材を拾ったという記事を読んだことがありますが、誰かがアクセサリー加工等で不要になったヒスイ端材を海に投棄しているのでしょうか…。

もし端材投棄が事実であれば、法的な問題はさておき、「石のまち」として石や地学を切り口に観光振興を進め、実際にジオパークやヒスイで誘客に成功している糸魚川市および糸魚川ヒスイのブランド価値を下げかねないとの懸念が生じます。

また、一部の方の投棄により、多くの地元加工業者やアクセサリー作家の方にも疑いの目が向けられて迷惑がかかることにもなります。

何だかモヤモヤした気持ちになったところで、非情にもタイムアップ。この疑惑のヒスイが本日ラストのヒスイになってしまいました。

f:id:cetriolo:20220517221703j:image(本日の成果。貧相な上に、冷静に見たら白色の石はヒスイですらなかった)

例えるなら、「本場の海鮮丼を食べに北海道に行ったのに、お店で出てきた海鮮丼の魚介類が養殖かつ海外産だった」みたいな気持ちになったのでした。

瓶類保管計画

新たなハケを探さなければ…と思いつつ、今日もスーパーハケに来てしまいました。

スーパーハケでは前回、現時点でのお気に入り瓶TOP5には入るであろう「米田コロダイン神薬」を見つけています。

約半年前から始めた瓶拾いですが、かなりハイペースでスーパーハケに通い詰めたせいか、当初の頃のように軽く眺めるだけでは良い瓶が見つからなくなってきました。

今日も前回のように、スーパーハケの中でもハケりまくっている場所を入念に見て行きます。

大きなガラス片や瓦、割れた印判皿を捲り、下に素敵なレトロ瓶が隠れていないか丁寧に探すこと1時間、見覚えのある形状の小さな小瓶が見つかりました。この形状、以前見つけた歯痛薬と同じもの。洗ってみないと分かりませんが、何やらエンボスもありそうなので拾います。

さらに探すこと30分、同じ場所に両口式点眼瓶が2つ落ちていました。どちらもノーエンボスですが、1つはブルー、もう1つは伊豆白浜海岸の海のようなターコイズブルーです。

その後、インク瓶(ついつい拾ってしまう)やおはじき、寛永通宝などを細々したものを拾っていると、スズメバチが徘徊し始めました。近くに巣があるのかも知れません…。

結局スズメバチが気になって集中出来ないので、速攻で切り上げ、近くの川に移動して瓶を洗いました。

f:id:cetriolo:20220511151831j:image(ターコイズブルーのガラス瓶にオレンジ色の蓋という配色がお洒落)

帰宅後、恒例の素性調査(パイロットのインク瓶は以前も記載したので割愛)。

  • 歯痛薬の瓶

エンボスは表が「はぐすりストップ」、裏は「大阪 髙橋」とあります。調べても、商品ならびに会社の情報はヒットしませんでした。

f:id:cetriolo:20220511152752j:image(表面)
f:id:cetriolo:20220511152749j:image(裏面)

前に拾った「テイアイ 歯痛液」と全く同じ形状。当時歯痛薬はこの形状がオーソドックスだったんでしょうか。小林製薬とネーミングセンスが似ており、キャッチーで分かりやすい商品名です。

  • 両口式点眼瓶

2本ともノーエンボスで特定することが出来ません。ただ、形状的にはブルーの瓶がロート目薬、ターコイズブルーの瓶が大学目薬に似ています。今まで茶色や透明の目薬瓶ばかりでしたので、この清涼感溢れる色合いの目薬瓶はどちらもお気に入り。

f:id:cetriolo:20220511155325j:image(洗浄済、ビー玉は川の写真で入れ忘れてしまった)

ところで、ここ最近になって目薬瓶、特に両口式点眼瓶が一気に増えてきました。

両口式点眼瓶は形状がスタイリッシュでカッコいいのでどんどん集めたいのですが、他の瓶と違い自立しないため、棚に飾る際に平置きになってしまうという悩みがあります。

基本的に小さな瓶しか拾わないので、今のところレトロ瓶が場所を取ってはいないのですが、今後増えていった場合、どうやって飾ったり保管したりすべきだろうか…う〜ん。

大学目薬記念日

前回の瓶拾いで憧れの「米田コロダイン神薬」を見つけ、まだまだ丁寧に見ればスーパーハケや廃村のハケにも良い感じのレトロ瓶があるかも知れない…そう思い、今日は久しぶりに廃村のハケに向かいます。

ちなみに廃村のハケですが、ここは自分が最初に(瓶拾いを目的として)立ち入ったものと思っていましたが、ボトルディギングをされている方(ボトルディガー)のブログを拝見していると、明らかに廃村のハケの写真がありましたので、何年も前からディガーの方がいらっしゃっていた場所でした。

それでも、後から来た自分にも結構なおこぼれがあるのはありがたい事です。先行ディガーの方が残して下さったのか、見落としたのか、はたまた台風等で新たに瓶が露出したのか…。

さて、廃村のハケに到着です。もうすぐ10月とはいえ今日は暑いので、さっくりと見て回ります。

神社跡に向かおうと歩いていると、開始早々大学目薬の瓶が落ちているのを発見!

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この場所は毎回通るので見落としではなく、片側が斜面になっているので、斜面の草などに引っかかっていた瓶が雨などで土砂と共に転がり落ちてきたものと思われます。ちなみに以前拾った「松ぼっくり金平糖瓶」も全く同じ場所に落ちていました。

幸先良いと思いながら、神社跡を念入りに探しましたが、ここでは収穫ゼロ。

今度は以前茶色の神薬瓶を拾った、子どもが居た家跡の付近を探します。

草が生い茂っていて見辛い中、木の根元あたりに茶色く光る両口式点眼瓶を見付けました。

ここで、蚊に顔をさされて痒くなってきたのと、体力も尽きたので終了。

拾った瓶を近くの川で洗います。

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洗って気付きましたが、茶色の両口式点眼瓶も大学目薬でした。なお、どちらも以前同デザインのものを拾っていますが、透明の瓶のエンボスは「参天堂薬房」(以前拾ったものは「参天堂」)と微妙な違いがありました。どちらが古いのかよく分かりませんでしたが、両口式点眼瓶になったのが昭和7年との事ですので、このコルク栓タイプの瓶は明治32年から昭和6年までの間に製造されたものかと思われます(大学目薬の歴史については下記リンクをご覧下さい)。

1890年~1950年|Santenの歴史|企業情報│Santen(参天製薬)グローバルサイト

ボトルディギングブログやボトルディギングYouTube動画を見ていると、ロート目薬の登場頻度が高い様に思いますが、自分は大学目薬ばかりでまだロート目薬を拾った事がありません。どん兵衛カップ焼きそばのように、地域差があるのでしょうか?

ともあれ、新旧の大学目薬が揃ってしまったこの日を、サラダ記念日ならぬ「大学目薬記念日」と勝手に決めたのでした。

コロダイン神薬

フジファブリックの名曲「若者のすべて」のフレーズが思い起こされるような、秋の気配を感じる曇り空の比較的涼しい日。

こういう日は瓶拾い…と思うのですが、廃村のハケで3つのペロペロを発見して以降、見つけた瞬間テンションが上がる瓶が拾えていません。

掘れば出てくるのかも知れませんが、廃村のハケはともかくスーパーハケは民家も周辺にある神社の敷地内なので掘ることは出来ませんし、そもそも楽したいので掘らずに拾いたいのです。

新たなハケを探すか、それともスーパーハケを念入りに探すか…悩んだ末に怠惰な自分はまたも安易にスーパーハケを選びました。

しかし、ただフラフラ探すだけではもう瓶の面子が変わり映えしないので、今回はちゃんと手袋をし、ガラス片や印判皿の破片が層のように重なりあって落ちている場所を、重点的に見ていきます。

1時間くらい探し、取り敢えず見つけた水色の音羽染の瓶、ノーエンボスの両口式点眼瓶、古そうなおはじきを見つけて拾いました。しかし、やっぱり大興奮するほどの瓶は見つかりません。

意地になって大きな瓦の破片を退かし、土に埋もれかけている大きな酒瓶を取り除くと、奥から茶色っぽい小さな薬瓶が見えたので引き抜きました。

土が付着してよく見えない部分もありますが、どうも「コロダイン」とのエンボスがあるように見えます。マジか…。

コロダイン…それは明治から昭和初期にかけて販売された気付薬の一種で、一時期はモルヒネクロロホルムなどを含んでいたという神薬と並んで色々と妖しさやアングラ感のあるアレな薬。いつかは手に入れたかったけれど、そもそも神薬に比べると落ちている可能性が低そうで、ハナからゲットは諦めていた瓶です。

早く洗って本来の色やエンボスを確認したい!と速攻で探すのを打ち切り、近くの川で瓶を洗いに行きました。

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洗った事で、コロダインは4面にエンボスがあり、色も茶色ではなくオリーブ色である事が判明。

家に帰って素性調査。

以前拾ったみやこ染と同じように、こちらもメジャーな染料瓶。スクリューなので新しめの瓶かも知れません。爽やかなブルーです。

  • 両口式点眼瓶

透明でノーエンボスのため詳細不明。作りがしっかりしているので新しそうです。

  • おはじき

古いおはじきは形が歪で、模様がワッフルの様な網目状のものが多いように思いますが、これは波模様。薄いペパーミントグリーンの色と雑な作りが気に入っています。

f:id:cetriolo:20220509225628j:image(運動靴で踏んだみたいな模様)

  • コロダインの瓶

こちらの瓶、表には「米田コロダイン神薬」、向かって右は目盛、左には「厄除大師堂」、裏には「米田製薬所」とエンボスがあります。

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ネットで検索すると、同商品の色違いを拾っている方がいらっしゃいましたが、販売されていた時代や米田製薬所の詳細までは分かりませんでした。

繰り返しになりますが、コロダインはイギリスで生まれた薬で、それが明治時代に日本にも伝わり、日本の製薬会社でも作られるようになったという代物です。気付薬として人気があり、配置薬にも入っていたようですが、今では市販薬に使用禁止のモルヒネクロロホルムが使用されていました。その後、このコロダインの成分からモルヒネを抜き、ほぼ同じ成分にて作られたものが神薬ということのようです(詳しくは下記リンクにて)。

内藤記念くすり博物館のご案内−トピックス

そもそも神薬とコロダインは似たような薬とはいえ、別の商品だと思っていたのですが、「コロダイン神薬」とはこれ如何に。

つまり「リポビタンユンケル」や「モンスターエナジーレッドブル」みたいな商品名ということ?当時は景表法や薬機法もありませんから、こういうよく分からない欲張りセットの商品名でも良かったのでしょう。効くんだか効きすぎて危ないんだか分からないこの薬、宮沢賢治の童話「よく効く薬とえらい薬」という話を思い出します。

大ペロペロ以来のお気に入り瓶ゲットで、今回は満足のいく瓶拾いとなりましたが、このスーパーハケ、これだけ通ってまだこんな瓶が拾えるとはどれだけのポテンシャルを秘めているのか…。

ひとつぶ300メートル

今日は少し時間が出来たので、軽く瓶拾いに行く事にしました。

行き先はお手軽に散策の出来るスーパーハケ。ただ、今まで何度も行っている上に、元々こちらのハケはボトルディギングをされている方のブログで偶然知ったハケ。他の方が来ているような雰囲気もありますし、そろそろ良い感じのレトロ瓶は枯渇しそうです。

時間もないので、いつも以上にサクッと回っていると、神社境内の砂利の上に気泡だらけの両口式点眼瓶を発見。近くにガラス破片が大量に落ちている斜面があるため、どうやら転がってきた模様。

f:id:cetriolo:20220508212314j:image(洗浄済、他社の目薬より一回り大きくずんぐりむっくり体型)

気を良くして、1番瓶が落ちているエリアに移動します。ここは散々見ていますが、今までスルーしていた小さなおはじき等を今回はメインで探しました。

やはり今までは神薬やペロペロなどに意識が向いていたため気付かなかったようです。おはじきやコマなどが数点落ちていたので拾いました。

ここで、前回ヒロポン瓶かも…と淡い期待を抱いて持ち帰った緑色の瓶と色違いの青い瓶を見つけました。持ち帰るかどうするか迷いましたが、青色が綺麗だったのでまたも持ち帰ってしまいました。

その他古そうな水薬瓶などを拾って、今回は終了。

以下、本日の成果です。

f:id:cetriolo:20220508213242j:image(緑の瓶は前回拾ったもの)

帰宅後は恒例の素性調査…なんですが、今回はエンボスがあるものが両口式点眼瓶とガラスのコマだけ。他は素性の知れない瓶です。

  • 両口式点眼瓶

エンボスは「アイローション フラノ」とあるのみ。フラノって「北の国から」の富良野?北海道産の目薬なんでしょうか。ネットでもヒットせず、詳細不明。

  • ガラスのコマ

おはじきと一緒の場所にあり、拾った時には泥だらけだったのでエンボスがある事に気付きませんでしたが、洗浄してみると何やら文字が書いてあります…

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コリク?…じゃなくグリコ!このコマはキャラメル菓子のグリコのおもちゃだった事が判明しました。

グリコキャラメルは大正11年に販売開始したそうで、その時のおもちゃは今のような立体的なものではなく「絵カード」という子どもの遊ぶ様子が書かれた紙製カードだったようです。その後、昭和2年からおもちゃ(当初は市販されているおもちゃで、昭和4年からグリコオリジナルのおもちゃ)が封入され、以降時代に合わせたおもちゃが入るようになります(詳しくは下記グリコの資料にて)。

https://www.glico.com/assets/files/201703-NL-glicohistory-2.pdf

このコマはパッケージが左横書き時代のものであること、及び昭和16年から紙や粘土製のおもちゃが主流になることから、昭和4年から昭和15年の間に製造されたものと思われます。

いやはや、グリコが大正時代から販売しているお菓子だったとは!数多のお菓子が新販売され、そして1年後には見かけなくなり消えていくというのに、グリコは今も現役。流石牡蠣のエキスを使っているだけあります。

ちなみに、好きだったのに消えてしまったお菓子と言えばカルボーン。骨の形をしたヨーグルトのようなそうでないような、ぼんやりとした味のラムネ風の菓子。使い所に悩む意味不明なシールもおまけに入っていました。明らかに売れ線の味ではなく、ファンも少なかったと思うので、リバイバル販売もないと思われます。

グリコのコマを見つけたのに、何故かカルボーンを思い出したのでした。

ハケ、逃げ出した後

先週、廃村のハケに未開エリアがある事に気付き、さらにそこで一気に大ペロを3つ(欠損含む)見つけたので、またも奇跡を期待して卑しくも廃村のハケに行く事にしました。

さて、前回ペロペロを見つけた辺りを重点的に見るぞ!と意気込んで彷徨き始める事数分、突然廃村のハケの入り口に黒塗りピカピカのベンツが入ってきました…。

今まで何度も廃村のハケに来ていますが、道中で野鳥趣味の方とお会いしたことはあれど、廃村内で人に出会ったことはありません。

木の影から覗くと、車に乗っているのは強面で色付き眼鏡をかけたアウトレイジ感のある男性。

どう見ても野鳥写真を撮りに来たわけでも廃村マニアでもなさそう。何かの受け渡し場所として待ち合わせているのか、はたまた何か埋めに来たのか…。どちらにせよ、大抵ヤバい現場を見た奴というのは消される運命です。

(ヨシ!あちらがベンツから降りる前に、ダッシュで車まで戻って速攻走り去ろう!)

天狗のように杉林を駆け抜け、自分の車に飛び乗り、直ぐにエンジンをかけて退散。作戦は成功です。

その際、ちょっとした好奇心でベンツの運転手をチラ見したところ…

めちゃくちゃビックリしている様子…!

そりゃいきなり山奥の廃村の奥から不審者が猛ダッシュで飛び出してきて、車に飛び乗り去っていくなんて、向こうからしたら相当怪しくヤバい奴に見えたことでしょう。

むしろ後から冷静に考えると、あの人は多分ゴルフ帰りのリッチな会社役員で、適当にドライブしていたら廃村ルートに入って来てしまっただけのような…。

ただ、無人エリアというのはどんな事件や事故に巻き込まれるか分かりませんから、出かける際は色々なケースを想定した上で準備をしなければならないと改めて感じたのでした。

上記のハプニングにより廃村のハケの滞在時間は5分程度となったため、予定を変えてスーパーハケに寄ることにします。

しかし、ここでは古いおはじきと透明な目薬瓶を見つけただけ。スーパーハケも大分草が生い茂って、前より瓶が探し辛くなりました。

色々と消化不良なので、その後はかつてハケ探しをしている時に見つけた神社の裏手(古い瓶が落ちていた雑木林)を見てみる事に。ハケと言えるような場所ではないのであまり期待は出来ませんが、ここでは前に青い円柱型の薬瓶を拾っています。

うろうろしていると、2cm程の極小瓶が落ちていました。

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さらに雑木林を登っていくと、青い薬瓶(エンボスなし)と地面に半分埋まっていた謎のクリーム瓶を見つけました。

f:id:cetriolo:20220502223142j:image(並べて写真を撮っているだけで、それぞれは離れた場所にありました)

結局その後は良い瓶は見つからず、温泉に寄って帰りました。

本日の成果は以下の通り。

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  • 透明な目薬瓶

詳細不明ですが、チェックの様な模様が入っていて手が混んでいます。

  • おはじき

以前はスルーしていましたが、古いおはじきは最近のおはじきとは色や造りが大分異なると知ってから興味が出てきました。透明で中央に縦線があるものが1番古そうです。

  • 青い薬瓶

神薬のエンボスがあったら尚良しですが、残念ながらノーエンボス。以前廃村のハケで拾ったものより厚みがあって深い色をしています。

  • 心臓薬の小瓶

拾った時はそのサイズからヒロポンの亜種かも…と期待しましたが、どうやら求心系の薬瓶。以前拾ったものより一回り小さいタイプのようです。

  • クリーム瓶?

スーパーハケに化粧品系の瓶が沢山落ちている事もあり、基本的にクリーム瓶の類は拾わないのですが、これは形状がニンニクみたいで珍しかったのと、裏のエンボスに惹かれたので拾いました。

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月の力?力の月?

どちらから読むか分かりませんし、調べても詳細は不明でしたが、これを見るとドラえもんの映画「のび太とアニマル惑星」で「ツキの月」という、舐めると格段に運が良くなるというラムネのようなひみつ道具が出てきたのを思い出します。

あのツキの月を舐めれば、良い感じの瓶や上質ヒスイがバンバン拾えるかもなぁ…そんな小学生レベルのしょうもないことをつい考えてしまうのでした。

隠しペロペロ

今週も瓶拾いにやって来ました。狙うは引き続きヒロポン瓶です。

さて、前回はスーパーハケと旧住宅街のハケを見て回ったので、今回は廃村のハケを見て回ります。

当初は広過ぎて迷ってしまうくらいでしたが、大分見慣れて来ました。

落ちている瓶もいつものメンツ、もう目新しい瓶がないな…と思った矢先、先日拾ってみたい瓶の1つに挙げていた白玉ソース瓶に似た瓶が草むらに落ちているのを見つけました。

いや、そんな出来た話が…と思いながら拾い上げると…

白玉ソース瓶!!

何という僥倖!

その後は特に見つからなかったので、白玉ソース瓶を持って帰ろうと廃村の入り口に戻ると、

…なんか向こうにも敷地跡っぽいエリアがあるような?

…そうです、この時初めて気づきました。今まで入り口だと思っていた場所は村の真ん中で、いつも彷徨いているエリアの反対側にも村が続いていたことに。この廃村、当時は相当多くの方が住んでいたんでしょう。

はやる気持ちを抑えつつ、未開エリアを探索。

ただ、この未開エリアは今まで見てきたエリアよりも落ちているものが少なく、落ちていても大きな酒瓶ばかり。

期待し過ぎたと思って入り口付近に戻ろうとすると、獣道の脇という不自然な場所の地面からガラス片が一部露出しています。よーく見ると、皿型ペロペロの破片?

何だか妙に気になったので、その破片を取り出そうと石で軽く掘ってみると、何と同じ所から更に…

大ペロの完品と大ペロの脚無しが!

f:id:cetriolo:20220501172430j:image(裏にはうっすらと渦巻き模様がある)

つまり、合計3つのペロペロが一緒に見つかりました。

あまりに不自然な場所から出てきたので驚きましたが、もしかしたら当時の子供達がままごと遊びをした後に、まとめて路肩に埋めたのかも知れません。

以下、本日の成果です。

f:id:cetriolo:20220501173623j:image(洗浄前)

そして、帰宅後は恒例の素性調査です。

  • 白玉ソース瓶

かつて大阪に存在した白玉ソース株式会社の白玉ソース。この白玉ソース瓶、クドすぎるエンボスで有名な瓶。

f:id:cetriolo:20220501175019j:image(情報量が多過ぎて頭に入ってこない)

ただ、何度かデザインをリニューアルしており、このデザインは昭和20年頃(白玉ソース瓶の中では後期)のもののよう。
f:id:cetriolo:20220501175015j:image(最高の品質・最大生産力・最古の歴史・最新の設備、この畳み掛けるようなフレーズには、遊戯王の「強靭!無敵!最強!」と似たものを感じる)

基本的にはインク瓶より大きなサイズの瓶は拾わないスタンスですが、これは別。いつか拾いたいと思っていた瓶がこんな直ぐに手に入ってしまうとは。

  • 大ペロ

やや黄色味のある皿型の大ペロのカケラと水色の杯型の大ペロ2つ(1つは完品、1つは脚の部分が無し)です。杯型は以前色違いの欠けたものをスーパーハケで拾っていますが、今回は完品。

f:id:cetriolo:20220502091628j:image(涼しげなソーダ色)

ペロペロを拾ったことは本当に嬉しいのですが、ただ、今回は不意打ちのような形で見つかったので、どうにも現実感がありません。何というか、トルネコの大冒険(SFC)で1階から正義のソロバンとハラヘラズの指輪とリレミトの巻物が落ちていたような感じ。

朝起きたら、かつてのSFCのデータと同じようにペロペロが消えていないか心配なのでした。