今週も瓶拾いにやって来ました。狙うは引き続きヒロポン瓶です。
さて、前回はスーパーハケと旧住宅街のハケを見て回ったので、今回は廃村のハケを見て回ります。
当初は広過ぎて迷ってしまうくらいでしたが、大分見慣れて来ました。
落ちている瓶もいつものメンツ、もう目新しい瓶がないな…と思った矢先、先日拾ってみたい瓶の1つに挙げていた白玉ソース瓶に似た瓶が草むらに落ちているのを見つけました。
いや、そんな出来た話が…と思いながら拾い上げると…
白玉ソース瓶!!
何という僥倖!
その後は特に見つからなかったので、白玉ソース瓶を持って帰ろうと廃村の入り口に戻ると、
…なんか向こうにも敷地跡っぽいエリアがあるような?
…そうです、この時初めて気づきました。今まで入り口だと思っていた場所は村の真ん中で、いつも彷徨いているエリアの反対側にも村が続いていたことに。この廃村、当時は相当多くの方が住んでいたんでしょう。
はやる気持ちを抑えつつ、未開エリアを探索。
ただ、この未開エリアは今まで見てきたエリアよりも落ちているものが少なく、落ちていても大きな酒瓶ばかり。
期待し過ぎたと思って入り口付近に戻ろうとすると、獣道の脇という不自然な場所の地面からガラス片が一部露出しています。よーく見ると、皿型ペロペロの破片?
何だか妙に気になったので、その破片を取り出そうと石で軽く掘ってみると、何と同じ所から更に…
大ペロの完品と大ペロの脚無しが!
(裏にはうっすらと渦巻き模様がある)
つまり、合計3つのペロペロが一緒に見つかりました。
あまりに不自然な場所から出てきたので驚きましたが、もしかしたら当時の子供達がままごと遊びをした後に、まとめて路肩に埋めたのかも知れません。
以下、本日の成果です。
(洗浄前)
そして、帰宅後は恒例の素性調査です。
- 白玉ソース瓶
かつて大阪に存在した白玉ソース株式会社の白玉ソース。この白玉ソース瓶、クドすぎるエンボスで有名な瓶。
(情報量が多過ぎて頭に入ってこない)
ただ、何度かデザインをリニューアルしており、このデザインは昭和20年頃(白玉ソース瓶の中では後期)のもののよう。
(最高の品質・最大生産力・最古の歴史・最新の設備、この畳み掛けるようなフレーズには、遊戯王の「強靭!無敵!最強!」と似たものを感じる)
基本的にはインク瓶より大きなサイズの瓶は拾わないスタンスですが、これは別。いつか拾いたいと思っていた瓶がこんな直ぐに手に入ってしまうとは。
- 大ペロ
やや黄色味のある皿型の大ペロのカケラと水色の杯型の大ペロ2つ(1つは完品、1つは脚の部分が無し)です。杯型は以前色違いの欠けたものをスーパーハケで拾っていますが、今回は完品。
(涼しげなソーダ色)
ペロペロを拾ったことは本当に嬉しいのですが、ただ、今回は不意打ちのような形で見つかったので、どうにも現実感がありません。何というか、トルネコの大冒険(SFC)で1階から正義のソロバンとハラヘラズの指輪とリレミトの巻物が落ちていたような感じ。
朝起きたら、かつてのSFCのデータと同じようにペロペロが消えていないか心配なのでした。