雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

大学目薬記念日

前回の瓶拾いで憧れの「米田コロダイン神薬」を見つけ、まだまだ丁寧に見ればスーパーハケや廃村のハケにも良い感じのレトロ瓶があるかも知れない…そう思い、今日は久しぶりに廃村のハケに向かいます。

ちなみに廃村のハケですが、ここは自分が最初に(瓶拾いを目的として)立ち入ったものと思っていましたが、ボトルディギングをされている方(ボトルディガー)のブログを拝見していると、明らかに廃村のハケの写真がありましたので、何年も前からディガーの方がいらっしゃっていた場所でした。

それでも、後から来た自分にも結構なおこぼれがあるのはありがたい事です。先行ディガーの方が残して下さったのか、見落としたのか、はたまた台風等で新たに瓶が露出したのか…。

さて、廃村のハケに到着です。もうすぐ10月とはいえ今日は暑いので、さっくりと見て回ります。

神社跡に向かおうと歩いていると、開始早々大学目薬の瓶が落ちているのを発見!

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この場所は毎回通るので見落としではなく、片側が斜面になっているので、斜面の草などに引っかかっていた瓶が雨などで土砂と共に転がり落ちてきたものと思われます。ちなみに以前拾った「松ぼっくり金平糖瓶」も全く同じ場所に落ちていました。

幸先良いと思いながら、神社跡を念入りに探しましたが、ここでは収穫ゼロ。

今度は以前茶色の神薬瓶を拾った、子どもが居た家跡の付近を探します。

草が生い茂っていて見辛い中、木の根元あたりに茶色く光る両口式点眼瓶を見付けました。

ここで、蚊に顔をさされて痒くなってきたのと、体力も尽きたので終了。

拾った瓶を近くの川で洗います。

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洗って気付きましたが、茶色の両口式点眼瓶も大学目薬でした。なお、どちらも以前同デザインのものを拾っていますが、透明の瓶のエンボスは「参天堂薬房」(以前拾ったものは「参天堂」)と微妙な違いがありました。どちらが古いのかよく分かりませんでしたが、両口式点眼瓶になったのが昭和7年との事ですので、このコルク栓タイプの瓶は明治32年から昭和6年までの間に製造されたものかと思われます(大学目薬の歴史については下記リンクをご覧下さい)。

1890年~1950年|Santenの歴史|企業情報│Santen(参天製薬)グローバルサイト

ボトルディギングブログやボトルディギングYouTube動画を見ていると、ロート目薬の登場頻度が高い様に思いますが、自分は大学目薬ばかりでまだロート目薬を拾った事がありません。どん兵衛カップ焼きそばのように、地域差があるのでしょうか?

ともあれ、新旧の大学目薬が揃ってしまったこの日を、サラダ記念日ならぬ「大学目薬記念日」と勝手に決めたのでした。