雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

ウェーダー効果

前回、拾っている石のサイズが他のハンターの方々よりも小さいのはウェーダー(胴長)の有無も関係しているのではないかという考えに至り、釣り用具メーカーのウェーダーを購入。お値段は15,000円程度。半額以下のもっと安いものもありましたが、安いものは耐久力に欠けるという口コミを見て、今回はミドルクラスのものを選びました。

今回は初のウェーダー着用でのヒスイ拾いとなります。

着用してみての感想としては、厚手の伸縮性のない生地で出来ているため、俊敏な動きには向いていないという事です。特に段差のある場所の移動は生地が突っ張る感じがします。

しかし、今までのように波が来たら急いで逃げる必要がなくなり、波が穏やかであれば膝くらいまで浸かって波間を確認することも可能です。

今日は晴れており、冬の割には落ち着いた波のため、ウェーダーの効果を試すには丁度良いかも知れない…そう思いながら親不知ピアパークの波打ち際を1時間程歩いていると…ん?

f:id:cetriolo:20220508095308j:image(サーティワンのアイスにありそうなポップなカラー)

あまりにも悪目立ちしているこの石、見つけた瞬間こちらがギョッとしました。今までは「多分ヒスイ」や「ヒスイだったら良いな」という感覚で石を拾っていましたが、初心者の自分でもこれは完全にヒスイだと理解出来ます。そのくらい、ヒスイ輝石岩の中でもヒスイ輝石の割合が多いものは不自然なくらい目立つため、古代の人々も特別視したのでしょう。

何故か万引き犯のように周囲が気になり、コソコソと拾いました。

その後も波打ち際や波に乗って転がってきた気になる石を拾いながら親不知ピアパークの海岸を3時間程度往復し、ヒスイ疑いの石たちをいつもより沢山拾う事が出来ました。

以下、本日の成果です。

f:id:cetriolo:20220508122531j:image(今までよりサイズも見た目も何か良い感じ)

帰宅後にこれらの石の比重を測ると、3.05〜3.26の間の値でしたので、一応全てヒスイだろうと思っています。重さは大体15g前後で、今までよりも質・サイズ共に若干アップ。

拾ったうち1つは青っぽい色合い(上の写真の右側中央)なので青ヒスイのようでもあります。

また写真奥の薄緑の石はオクラに形が似ているのでオクラと名付けました(そのまま)。

初のウェーダー着用でのヒスイ拾いとなりましたが、今までよりも波打ち際をゆっくり見ることが出来るという点で非常に便利だと思いました。

一方で、石のサイズに関しては、やはりその日の海岸の状態やウェーダーの有無というより、自分の探し方に問題がありそうです。今までよりかはサイズアップしたものの、同日にヒスイ拾いをされていた方々の成果を「どれどれ…」と嫌らしくSNS等で拝見したところ…

…皆さんもっと大きな石を拾っていらっしゃいました…。

最初に拾ったヒスイが大豆サイズだったため、無意識に同じくらいの小さな石ばかり見ているのかもしれないと思い、次回は探し方を変えてみたいと感じたのでした。