雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

ヒスイ棒を作る

糸魚川市と言えば、言わずと知れたヒスイの産地。

以前、旅行等の道中で糸魚川市を通った際にちょこっと海岸に立ち寄り、2〜3回ヒスイを探したことがあります。

f:id:cetriolo:20220416073536j:image(海岸には人がいっぱい)

しかし、そう簡単には見つからず(そもそもヒスイとそうでない石の区別が分からず)、3回目に立ち寄った際にようやくヒスイと思われる小さな石を拾う事が出来ました。

f:id:cetriolo:20220416074430j:image(この石だけ青白くて不自然に目立つのでヒスイと予想)

f:id:cetriolo:20220416074437j:image(その日に持ち帰った石。しかし家に帰って調べると、前列右から2番目を除いて曹長岩や石英石英斑岩等ヒスイではない石と判明)

ところで驚いたのが、まずヒスイ拾いをしている方が非常に多いこと。ファミリー、カップル、学生グループ…何十人もの老若男女が等間隔で下を向いて石を探しています。石拾いは極めてマイナーな趣味かと思っていましたが、ヒスイ拾いに関しては、もはや一般化されたレジャーと言えるかも知れません。

更に驚いたのは、多くの人が石拾い専用の謎の棒を持っていること!

あの棒は海の家とかアウトドアショップとかに売ってるんだろうか?

最近になってふと例の棒を思い出したので調べると、あれは通称「ヒスイ棒」と呼ばれるもので、ヒスイハンターさん達はあれを手作り(適当な棒の先っちょにオタマや掬い網を括り付ける)してヒスイ拾いに挑んでいる事が分かりました。これがあれば、いちいち屈まずに石拾いが出来るというハンター必携の便利アイテム。

ヒスイ棒はハンター×ハンターでいうところのライセンスカードみたいなものか…そう思うと、俄然ヒスイ棒を持ってヒスイを探してみたくなる訳です。

早速100均で棒と掬い網を購入し、結束バンドでそれらを固定してビニールテープを巻き、ヒスイ棒を作成しました。f:id:cetriolo:20220417174411j:image

…何とも間抜けな感じですが、ヒスイ棒に高級感やスタイリッシュさを求めても仕方ありません。多分アップルやアマダナがヒスイ棒を作ったとしても、デザインは大して変わらないでしょう…。

次ヒスイ拾いをする際は、この棒を持ってハンターデビューするぞ!と意気込むのでした。