雑多拾いもん

捨てる神あれば拾う神あり… 「博多通りもん」ならぬ、雑多な「拾いもん」について備忘録がてら綴っています。

特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」前編

今日は名古屋市科学館特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」を見に行く事にしました。久しぶりの名古屋、仕事を抜きにすればコロナ前のサカナクションのコンサート以来訪れていません。

科学館の公式Twitterを確認すると午後からは混雑しそうだとありましたので、早めに着くよう向かいます。

12時少し前に到着。名古屋市科学館には初めて来ましたが、予想以上に大きくて驚きます。

f:id:cetriolo:20220807112913j:image(フジテレビ本社ビルっぽい…)

チケット購入窓口へは全く並ばずに進めましたが、14時頃には100人近い長蛇の列が出来ていました。

さて、窓口で特別展のチケットを購入しようとすると、+400円でプラネタリウム鑑賞チケットを付けられると案内されました。折角なのでプラネタリウムも鑑賞することに。ただ、この時点で直近の投影回は完売で、14時台のファミリー向け(内容が子供向けで優しく、賑やかな雰囲気とのこと)か15時台の一般向けということでしたので、15時台の投影回を選択しました。なお、座席は全席指定で、購入時に選ぶ事は出来ません。渡されたチケットにブロックと座席が自動で印刷されていますので、投影時間前に指定された席に着く仕組みです。

早速、特別展から見ていきます。

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特別展は前半が鉱物やルース、後半はジュエリーという構成になっており、前半のみ写真撮影が可能です。

夏休み期間の土曜日ということで、自由研究目的のファミリーが多いかと思っていましたが、意外にも少なく、逆にジュエリー好きと思われる女性のグループが多め。後で判明しましたが、常設展の内容こそ自由研究にマッチしている為、ファミリーの多くは常設展のエリアにいらっしゃったのでした。

前半は海外産のリッチな標本や美しいルースが展示され、石が生まれて宝石としてカッティングされるまでの過程を丁寧に紹介する流れになっています。

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f:id:cetriolo:20220807160220j:image(いくつかの標本は後ろから光を当てて光っているかのような演出がなされている)

個人的に気に入ったのは、採掘の動画。2分程度ですが、海外の鉱山でそれぞれの鉱物がどのように採掘されているかダイジェストで紹介してくれます。

f:id:cetriolo:20220807160829j:image(2分と言わず1時間でも見たい)

f:id:cetriolo:20220807160929j:image(「いつの日か 拾ってみたい このレベル」とヒスイハンター川柳を脳内で作る)

後半は撮影禁止のため写真はありませんが、紀元前から現在に至るまでのジュエリー(特に19世紀のヴィクトリア王朝時代の貴族愛用品)が沢山展示されていました。

何故か蝶や蜂といった昆虫モチーフのジュエリーが多く、若干チョイスがジョルノっぽいな…等と思いながら展示を見ていましたが、後から調べたところ当時の流行りだったようです。

特別展を見終わると14時でしたので、しっかり見ると約2時間程かかるかと思います。宝石好きな人は勿論ですが、自分のように鉱物や岩石が好きだというタイプであっても、宝石という切り口での展示は新鮮なので非常に楽しめるかと思います。

出口には特別展のグッズショップがありました。ここでは特別展の図録や会場限定品と、展示に因んだ宝石モチーフのグッズ等が販売されています。

記念に何か買いたくなったので、名古屋市科学館限定のポストカード(この日3種のうち既に2種は完売していた)とたまたま色が気に入った曹灰長石の標本を購入しました。

さて、レジを終えると、多く人達が会場限定ピンバッジのガチャガチャを回しているのに気付きます。

ピンバッジかぁ…と思いつつ、つい雰囲気に釣られて自分も回してみる事に。見た感じどれも良い感じでハズレはありませんが、狙うは1番人気と思われる蝉のピンバッジです。

結果は…と言いたい所ですが、蝉が出るまで何回も回してしまうと危険なので、カプセルを開かずにサッと鞄の奥底に仕舞い、帰宅後に開ける事にしました。

次の記事では、常設展やプラネタリウムの感想を書いていきます。